この記事でわかること
対戦型のオンラインゲームが下手で悩んでいるなら、共通する特徴があります。
- なにも考えずにプレイしている
- 視野が狭い
- 同じ失敗を繰り返す
など
この記事では、ゲームが下手な人に見られる11の特徴を、FPSゲームを例に解説しています。
上達するための具体的な方法も7つ紹介しているので、本気でゲームが上手くなりたい方や、なぜ自分が下手なのか理由を知りたい方は、最後まで読んで参考にしてください。
ゲームが下手な人の特徴は11パターン
- なにも考えていない
- 視野が狭い
- 自分が使いたいキャラクターや武器ばかり使っている
- 負けたのを味方や相手のせいにしている
- 同じ戦術を繰り返している
- 基本をおさえられていない
- 設定があっていない
- 失敗を恐れすぎている
- 感情の浮き沈みが激しい
- プレイ環境が整っていない
- 反応が遅い(遅くなっている)
1.なにも考えていない
なにも考えず無意識にプレイしていると、ゲームスキルは上がりません。
なんとなくプレイしているだけでは、同じミスを繰り返すだけです。
たとえば、FPSゲームでなにもない開けた場所を走っていると、全方向から撃たれる可能性があります。

やられたときに「なぜやられたか」を考えれば、やられた原因が見えてきます。
このケースでは「遮蔽物(身を隠す建物や壁など)がなかったこと」が原因だと予測できるでしょう。
「次は遮蔽物を意識して移動しよう」と次につながる学びが生まれます。
一方、なにも考えていないとなぜやられたかがわからないままで終わってしまいます。
結果として、同じやられ方を繰り返すことになるのです。



毎回のプレイで「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」を振り返りましょう。



意識的にプレイするだけで、上達スピードは変わるよ。
2.視野が狭い
画面の一部分しか見ていないと、重要な情報を見逃してしまいます。
経験が浅いプレイヤーは、画面の中心に集中しがちです。
対戦ゲームでは、マップ全体の状況把握が勝敗を分けます。
たとえば、FPSではミニマップを定期的にチェックしておかないと、敵に囲まれたり味方との連携が取れなくなったりします。
ミニマップからは
- 味方の位置
- 敵の位置
- 戦闘が起こっているエリア
など、多くの情報が得られます。





とくに一人称のFPSは得られる情報が少ないから、ミニマップの情報は重要だよ。
視野が狭いプレイヤーは、こうした状況変化に気づけず、不利な状況に陥りやすいわけです。
また、弾薬管理ができていない場合もあります。
撃ち合いで勝ちかけた瞬間に弾切れになって、返り討ちに合うなんてのは初心者あるあるです。



僕も初心者のときに良くありましたね。
画面全体を意識して、定期的にマップやUI情報をチェックする習慣は身につけておきましょう。
最初は難しいかもしれませんが、慣れれば自然にできるようになります。
3.自分が使いたいキャラクターや武器ばかり使っている
使いたい武器やキャラクターばかり使っていると、上手くならない可能性があります。
たとえば、FPSには前線で戦うのに向いている武器から、後方から長距離で戦うのが向いている武器までさまざまな種類があります。
有名な実況者やプロが使っているのを見て、使っている武器があるでしょう。
しかし、自分のプレイスタイルやスキルに合っていない可能性があります。



僕も、ほかのプレイヤーが使っていた中距離で戦う武器ばかり使っていたときは、戦績が微妙でした。
しかし、あるとき近距離向きの武器を使ってみたところ、一気に戦績が上がったのです。
自分に合った武器が見つかって、大幅な改善につながったわけです。



普段とは違う武器を使ってみると、視野が広がって新たらしい可能性が見えてくるよ。
同じ武器やキャラクターばかり使うのではなく、積極的にいろいろと試してみましょう。
4.負けたのを味方や相手のせいにしている
他責思考では、自分の成長が止まってしまいます。
負けた原因を味方や運のせいにしていると、自分の問題点に気づけません。



「あのとき違う判断をしていれば」「もっと早く反応できていれば」みたいに、上手い人ほど改善点を見つけようとするよ。
もちろん、味方が悪いときはあります。
しかし、あえて自分の中に改善するところを見つけていけば、ほかのプレイヤーとさをつけられるはずです。



負けたときこそ学びの宝庫と考え、冷静に自分のプレイを分析すれば、確実に上達していくでしょう。
5.同じ戦術を繰り返している
毎回同じ戦術で攻めていると、いつまでたっても上達できません。
その戦術しかできなくなってしまい、通用しないケースがきたときに困ってしまいます。
上手い人は、
- 同じ場所で毎回やられるなら、別のルートを使おう
- この攻撃パターンは読まれているから、違う方法を試そう
- 今回はこの戦術が合わないから、別の戦術で攻めよう
といった具合に、その都度修正していくものです。
もちろん、ピタッとハマるときはあります。
だからといって同じ戦略ばかり繰り返していると、プレイスキルは上がりません。



同じ戦略を続けるのは、先ほど紹介したとおりなにも考えずプレイしているからですね。



やっぱり、上達するにはいろいろ試すことだね。
6.基本をおさえられていない
基礎がしっかりしていないと、応用技術を身につけても活かせません。
どのゲームにも、必ず覚えるべき基本操作やルールがあります。



FPSなら、まず武器やキャラクターの特性、戦うマップの形状や立ち回り方を覚えるべきです。
FPSでは、「裏どりで大量キルをとる方法!」みたいな、立ち回りに関する動画が多くあります。
確かに、裏どりで相手の裏をかけば、多くの敵を倒せるでしょう。



裏どりはマップを覚えているからできることで、マップを覚えていないと迷子になるだけだよ。



僕も新しいマップは、迷子になるところから始まります。
まずは基本をおさえて、プレイヤーとしての土台を作るところから始めましょう。
地味に感じるかもしれませんが、基礎がしっかりしていれば、その後の成長スピードが格段に上がります。



練習モードやチュートリアルを活用して、基本を徹底的に身につけてください。
7.設定があっていない
設定があっていないと、ほぼ勝てません。
とくにFPSでは、カメラの速度が重要な要素になります。
速いカメラ速度(感度)を推奨している実況者もいます。
確かに速い方が立ち回りでは有利で、とくにコントローラーを使うPlayStationやXboxでは顕著でしょう。



カメラ速度が速いと、横や後に素早く振り向いて敵に対応できるからだよ。
しかし、速いカメラ速度を扱いきれなければ意味がありません。
弾を当てられず、肝心な場面で打ち負けてしまうでしょう。
無理に速い設定にしても、エイムが定まらなければ戦績は上がらないのです。



僕もカメラ速度が速いと、クソエイムをかまします。
まずは遅くてもいいので、戦績を上げられる自分に合った設定を探しましょう。



すっとレティクルを合わせられる速度がおすすめだよ。
最初は遅くてもいいので、上の動画くらいきっちり標的に合わせられるカメラ速度にしましょう。
慣れてきて遅さに不満が出てきたら、少しずつ変えていけばOKです。



自分のスキルレベルに応じた設定調整は、上達への道になるだけでなくモチベーションアップにもなります。
8.失敗を恐れすぎている
リスクを避けすぎると、成長の機会を失ってしまいます。
失敗を恐れて消極的になると、新たな学びはありません。
FPSでデスしたくない気持ちはわかります。
しかし、だからといって後ろの方でモジモジしていると、プレイヤーとしての経験値が得られません。



「負けてもいいや」くらいの気持ちで最前線に立って学ぶべきです。
失敗は成長のための投資だと考え、ガンガンチャレンジしていきましょう。
上手い人も、最初は何度も失敗しながら技術を身につけています。



失敗から学んだ経験が、後に大きな武器になるんだよ。
9.感情の浮き沈みが激しい
感情をコントロールできないと、冷静な判断ができません。
負けが続いてイライラしたり、連勝で気が緩んだりすると、プレイの質が下がってしまいます。



僕もデスが続いたり、前線手前で味方がモジモジしたりしていると、イラっとして突っ込みたくなりますね。
どのような状況だったとしても、冷静なプレイを心がけましょう。



負けが続いたら一度休憩を取るのがいいね。
10.プレイ環境が整っていない
実は、ゲームをプレイする環境によっても、勝敗が左右されます。
最低でもゲーミングモニターは購入しましょう。
普通の液晶テレビはフレームレートが少なく、入力の遅延があります。
フレームレートとは?
『1秒間に映像が何コマ更新されるか』を表した数値です。
高いほど対戦で有利とされています。
昔は遅延を嫌がってブラウン管テレビでFPSをプレイする人がいたほど、遅延の小ささは勝敗に関わる要素です。
ヘッドセットもある程度こだわった方がいいでしょう。
いいヘッドセットは音の聞こえ方が違います。



僕も最初使っていたヘッドセットは数千円の安もので、「足音が右か左のどちらか」しかわかりませんでした。
今は2万円ほどのヘッドセットを使っており、前後左右だけでなく斜め方向の足音も識別できるようになっています。
一人称でしか情報を得られないFPSでは、音の情報は重要な情報です。



FPSならゲーミングモニターとヘッドセットは揃えたほうがいいね。
11.反応が遅い(遅くなっている)
反応の遅さも、勝敗を分ける要因です。
たとえば、こちらの画像は僕のプレイ映像です。


一瞬ですが、すれ違った敵が写っています。
こちらは、伏せている敵です。


しかし、僕はどちらの敵にもまったく気づいていません。



このように、敵がいるので気づいていない場面が多いですね。
ゲームが上手くなる7つの方法
- 上手い人からのコーチングを受ける
- 基本的な知識を身につける
- とにかくチャレンジしてみる
- いろいろ試してみる
- 人のプレイを分析する
- 練習を積み重ねる
- プレイ環境を整える
1.上手い人からのコーチングを受ける
経験豊富なプレイヤーから直接指導を受ければ、効率的に上達できます。
なぜなら、独学では気づけない癖や改善点を、客観的な視点で指摘してもらえるからです。
実況者の中にもコーチングを受け付けている人がいるため、好きな実況者がいる場合は確認してみましょう。
自分のプレイを客観的に見てもらい指摘してもらうだけでも、上達は大きく変わります。



本気で上手くなりたいなら、コーチングを受けてみましょう。
また、受ける前にどこが課題か伝えておくのもおすすめです。



コーチングは時間が限られているから、限られた時間を有意義にするためにも、あらかじめ見てもらいたいところをはっきりさせておくのがいいよ。
2.基本的な知識を身につける
ゲームに対する、基本的な知識は身につけておきましょう。



FPSなら、最低でもマップの構造とミャラクターの特性は覚えておくべきです。
マップを把握していれば、敵の裏どりがやりやすくなったり強いポジション取りができたりします。
逆に、マップがわかっていないと、抜け道や強いポジションがわかりません。



キャラクターなら、固有アビリティの効果を覚えたほうがいいね。
キャラクターそれぞれ固有アビリティを保有しており、効果や有効な使い方が異なります。
効果を知らずになんとなく使っていると、不発に終わるだけでしょう。
実戦で活躍するためにも、基本的な知識は身につけておきましょう。



動画で初心者講座を観たり、練習できるモードで試したりするのがいいね。
3.とにかくチャレンジしてみる
失敗を恐れて守りに入っていては、現状から抜け出せません。
FPSなら
- 普段使っていないキャラクターや武器を使ってみる
- 積極的に前線へ出て撃ち合う
- ランクマッチに参戦する
といった感じです。
最初は失敗が続くでしょう。
しかし、何事もチャレンジしないと成長できません。



ゲーム以外でも、ガチで取り組むなら必要なマインドだよ。
「できないかもしれない」という思い込みが、成長を阻害していることもあります。



小さな挑戦から始めて、徐々にレベルを上げていきましょう。
4.いろいろ試してみる
いろいろ試していけば、一番自分にあったプレイスタイルを見つけられます。
「中距離で戦うのが好きだ」といって中距離向きの武器を使っているなら、あえて近距離特化の武器に変えて戦ってみましょう。



意外に戦えたりするし、むしろ近距離線の方があっているかもしれないよ。
どのようなプレイスタイルが向いているかは、実際にやってみないとわからないものです。



先ほどのとにかくチャレンジしてみると合わせて、いろいろ試してみましょう。
5.人のプレイを分析する
上級者のプレイ動画は、ただ観るだけでなく動き方を観察して分析しましょう。
人のプレイを客観的に観ると、多くの学びがあります。
- いつ攻撃するのか
- いつ引くのか
- どう動いているのか
など
武器やキャラクターを紹介する動画は観ると思います。



ただ人のプレイを観るのではなく、立ち回りを見て分析して自分のプレイに活かせば、立ち回りでのミスが減ってプレイが上手くなっていくよ。
6.練習を積み重ねる
継続的な練習こそが、確実な上達への道です。
才能やセンスよりも、地道な努力が結果を左右します。
最初は、本当になにもできないところから始まります。



僕も最初はリコイルをコントロールできませんでしたが、練習に練習を重ねた結果できるようになりました。
1日10分でもいいので、毎日コツコツ練習していきましょう。
7.プレイ環境を整える
ゲームを快適にプレイできる環境を整えておきましょう。
前述したとおり、環境によって勝敗を分けるシーンがあります。
- 映像での有利ふりを無くすためのゲーミングモニター
- しっかり足音を聞くためのイヤホンやヘッドセット
- ラグを減らすための光回線
ガチで勝ちたいなら、最低でも上記3つは揃えておきましょう。
光回線については、下の記事をどうぞ。
ゲームが下手な人は頭が悪いのか?
結論からいうと、関係性はあるものの、単純に「下手=頭が悪い」とはいえないと考えられます。
頭が悪い可能性はある
ゲームが下手な人は、頭が悪い可能性はあります。
たとえば、何度も何度も同じやられ方をしている人がいるとしましょう。



そんなプレイヤーを見ると「こいつ学習能力ないんか?」と思いませんか?
なにも学ばず同じ失敗を繰り返しているなら、頭が悪いといわざるを得ません。
大半の人は、一度失敗したら原因を考えて、同じミスはしないよう対策を立てるはずです。



なにも学ばず何度も同じ場所突っ込んでいる人を見ると、どうしてもアホなんかなと思ってしまいますね。
なので、ゲームが下手=頭が悪いという意見は、一理あるでしょう。
「ゲームが上手い=頭がいい」ではないっぽい
一方で、ゲームが上手い=頭がいいというわけではないようです。
たとえば、こちらの動画では、上手いFPSプレイヤーが会社を潰したというエピソードが紹介されていました。(9:27)
ほかにも、頭が悪いといわざるを得ないエピソードがいくつもあるようです。
なので、ゲームが上手い=頭がいいとは考えないほうがいいでしょう



話を聞いていると、ゲームの上手さと頭の良さは、あまり関係なさそうだね。



ゲームの下手さと頭の悪さは関係あるでしょうね。
ジャンルによって求められる「頭の良さ」は変わる
注意するべきは、ゲームのジャンルごとに求められる頭の良さは異なる点です。
記事で例として紹介しているFPSなら
- 瞬時に判断する
- 相手の行動を予測する
- 失敗を改善させる方法を考える
といった頭の良さが求められます。
一方、麻雀になると捨て牌から相手の手を読み解く力が必要です。
このように、ゲームのジャンルによって求められる頭の良さは違うので、ゲームが下手=頭が悪いとは一概にはいえないでしょう。



頭がいい・悪いは、気にしなくてよさそうだね。
ゲームが下手な人の特徴に関するよくある質問
- ゲームが上手い人の特徴は?
- ゲームが下手なら辞めるべき?
- 女性はゲームが下手?
- ゲームが上手い人の特徴は?
-
ゲームが下手な人の特徴は11パターンで紹介した逆の人です
- 考えてプレイしている
- 同時にさまざまな情報を得ている
- さまざまなチャレンジを続けている
- 継続的に練習している
- 反応レベルで基本ができている
- プレイ環境が整っている
- ゲームが下手なら辞めるべき?
-
辞める必要はありません。
楽しみ方は自由です。
- 女性はゲームが下手?
-
女性プロゲーマーもいるので、性別による上手い下手はないでしょう。
女性プレイヤーが少ないから、下手だと思われているだけです。
まとめ:ゲームが下手な人には特徴がある
ゲームが下手な原因は、11パターンに分けられます。
- なにも考えていない
- 視野が狭い
- 自分が使いたいキャラクターや武器ばかり使っている
- 負けたのを味方や相手のせいにしている
- 同じ戦術を繰り返している
- 基本をおさえられていない
- 設定があっていない
- 失敗を恐れすぎている
- 感情の浮き沈みが激しい
- プレイ環境が整っていない
- 反応が遅い(遅くなっている)
どれか1つではなく、複数に当てはまってるのが大半です。
初心者なら、全てに当てはまっているでしょう。
しかし、練習次第で十分改善できます。
- 上手い人からのコーチングを受ける
- 基本的な知識を身につける
- とにかくチャレンジしてみる
- いろいろ試してみる
- 人のプレイを分析する
- 練習を積み重ねる
- プレイ環境を整える
まずは環境を整えて、日々練習に励んでください。
もし、金銭的に余裕があったり限界を感じたりしたら、コーチングを受けるのがいいでしょう。
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