この記事でわかること
オンラインゲームの世界には、ほかのプレイヤーに暴言を吐く「暴言厨」と呼ばれるプレイヤーがいます。
暴言厨の一例
こちらの動画投稿主は暴言厨に対して喜んでいますが、大半の人は不快に感じます。
できることなら、暴言厨とは関わりたくないものです。
しかし、どうしても暴言厨と遭遇してしまう日はあります。
この記事では、暴言厨と遭遇したときの対処法を4つ紹介します。
暴言厨が気になる人や、暴言厨が怖いと感じている人は、最後まで記事を読んで参考にしてください。
暴言厨に遭遇したときの対処法は4つ
オンラインゲームで暴言を浴びせられると、楽しいはずのゲーム時間が台無しになってしまいます。
もし、暴言厨と遭遇してしまった場合は以下4つの対処法を取りましょう。
- 相手にしない
- 「自称猛者」だと思っておく
- ブロックする
- 通報する
純粋にゲームを楽しむためにも、どのような対処法なのか知っておきましょう。
1.相手にしない
一番の有効策は、相手にしないことです。
しかし、何かを言われると、どうしても気になってしまうでしょう。
そんなときは、ミュート(消音)にすればOKです。
ほとんどのオンラインゲームには、特定のプレイヤーまたは全員をミュートにする機能が搭載されています。

ミュートにすれば、相手の声は一切聞こえないよ。
声が聞こえなければ、誰に何を言われても不快にはならないでしょう。



僕は、PS5の本体設定で最初からボイスチャットをミュートにしていますよ。
もし試合中に味方が何か言っているような雰囲気を感じても、聞こえないので全く気になりません。
テキストチャットで暴言が来た場合も、チャット欄を非表示にしておけばOKです。



相手にしないためにも、最初からミュートにしておくのがいいでしょう。
2.「自称猛者」だと思っておく
おそらくですが、暴言を吐く人の多くは実力が中途半端なプレイヤーです。
動画を観ると、ほとんどの暴言厨は人に文句を言っているだけです。
「味方の動きが悪い」から始まり、最終的には対戦相手のプレイスタイルに文句を言い出します。
中には、相手が使っている武器(とくにショットガン)に文句を言い出す暴言厨もいますね。
一方、本当に強い人は、負けたときも「自分のミスだった」「次はこうしよう」と前向きに考えてきたはずです。
自責にして上を目指し続けたきたからこそ、強くなったのでしょう。



暴言厨を見かけても、「この人は条件が整った環境でないと勝てないんだな」くらいに思っておけばOKです。



弱い犬ほどよく吠えるって言うもんね。
3.ブロックする
暴言厨に対しては、迷わずブロック機能を使いましょう。
オンラインゲームによっては、特定のプレイヤーをブロックする機能が備わっています。
ブロックすれば、相手からのメッセージは一切届かなくなり、マッチングしなくなります。
ブロックの手順はゲームによって異なるので、プレイしているゲームでのブロック手順を調べておきましょう。
ブロック機能は、自分を守る正当な手段です。



ブロックしても相手には知らされないので、不快な暴言厨は遠慮なくブロックしていきましょう。
4.通報する
度を越えた暴言や脅迫めいた発言を受けた場合は、運営に通報しましょう。
ゲーム運営会社は、プレイヤーが快適に遊べる環境づくりに力を入れています。
通報が複数寄せられると該当プレイヤーにペナルティが科せられ、場合によってはBANされます。
BANとは?
平たく言うと「追放処分」です。
一時的なBANと永久的なBANの2種類あります。
試合終了後やプロフィール画面から「通報」ボタンを押して、理由を選択して送信すれば通報可能です。
通報されすぎると悪質なプレイヤーと見なされて、ゲームのアカウントがBANされてプレイできなくなります。
プレイステーションの場合は、本体ごとBANされてしまいます。
BANされたプレイステーションでは、オンラインに接続できません。



自分だけでなく、ほかプレイヤーの防衛にもなるので、悪質な暴言は積極的に通報していきましょう。
相手プレイヤーの暴言を吐きたくなる2つの理由
そもそも、なぜオンラインゲームで暴言を吐いてしまうのでしょうか?
その理由は、「負けすぎてイライラしている」と「自分は強いと思いたい」の2つでしょう。
1.負けすぎてイライラしている
1つ目は、ゲームで連敗してイライラしているケースです。
誰でも負けが続けばストレスがたまってしまい、人によっては味方や相手に八つ当たりしてしまいます。
たとえば、FPSゲームでデスが続くと味方のせいにする人がいます。
「味方の動きが悪いから自分が不利になって勝てない」と考えているのでしょう。
僕自身も、うまくいかずに言いたくなるときはありますよ。



たまったイライラが、暴言につながるんだね。
2.「自分は強い」と思いたい
もう一つの理由は、「自分は強い」と思いたいからです。
個人的な意見ですが、暴言厨は勝てない理由を探して文句を言います。
しかし、「自分は強い」と思っているので、自分以外に負ける要素を探して、見つけた負ける要因に文句を言い出すわけです。
- 味方の動きが悪い
- サーバーがラグい
- ショットガンを使うのは害悪
など
FPSのような多数対多数で対戦するゲームに多く、とにかく自分が勝てない要因を自分以外から探そうとします。



その結果、文句が暴言となり、他プレイヤーに暴言を吐く暴言厨となるわけです。
自分が暴言厨にならないようにする4つの心構え
オンラインゲームで暴言を吐くのはよくないと言っておきながら、自分自身が暴言厨になってしまっては意味がありません。
ここでは、自分自身が暴言厨にならないようにするための心構えを4つ紹介します。
- 相手は同じ人間であることを認識しておく
- 暴言を吐く=ダサいと考えておく
- イライラしたら他ごとを考える
- イラとしたら6秒待つ
1. 相手は同じ人間であることを認識しておく
オンラインゲームでは相手の顔が見えないため、つい相手を人間として認識することを忘れがちです。
しかし、画面の向こうにいるのは、あなたと同じ感情を持った人がいます。
自分が暴言を言われて不快に感じるように、相手も暴言を言われると同じような気持ちになるはずです。
また、相手が初心者である可能性や、単純なミスをしただけかもしれません。



相手は自分と同じ人間であることを認識して、寛大な気持ちでプレイすれば、暴言を吐かなくなるでしょう。
2. 暴言を吐く=ダサいと考えておく
暴言を吐く行為は格好よくありません。
むしろダサい行為です。
本当に強いプレイヤーは実力で示すものであり、暴言で相手を威圧する必要はありません。
暴言を吐く人は、自分の未熟さや余裕のなさを周囲に晒しているようなものです。
見ている人からは「大人げない人」「コントロールできない人」という印象を持たれてしまいます。
暴言を吐かないことが真の強さであり、かっこよさだと思い込むことで、感情的になりそうなときでも冷静さを保てるでしょう。



どうせ何か言うなら、連携を取るための情報共有とかがいいね。
3. イライラしたら他ごとを考える
ゲーム中にイライラするのは、大抵負けているときや思うようにいかないときです。
そんなときは感情に任せて暴言を吐くのではなく、別のことを真剣に考えればイライラは収まります。
負けた要因を分析し、次にどうすれば勝てるかを考えれば、冷静になれるでしょう。



僕もFPSで劣勢になったとき、現状の打開策を真剣に考えていたら、自然と冷静になれます。
イライラしていると「誰のせいで負けたか」「対戦相手が卑怯だから負けた」といったネガティブな思考に陥りがちです。
人のせいにしたところで状況は改善されません。
なので、負けているときこそ、どうすれば勝てるか真剣に考えるべきです。
ゲームとは関係ないこと、たとえば今日の夕食のメニューを考えてもいいでしょう。
重要なのは何かを真剣に考えることで、イライラの感情から意識を逸らすことです。



何かを考えれていれば、暴言を吐く前に冷静な判断ができるようになるよ。
4. イラとしたら6秒待つ
怒りを感じたときは、まず6秒間待つことを心がけましょう。
これはアンガーマネージメントという怒りの感情をコントロールする手法の基本テクニックです。
アンガーマネージメントの理論によると、怒りの感情は6秒でピークを迎え、その後は徐々に落ち着いていくとされています。
なので、プレイ中にイラっときたら、6秒間グッとこらえてみましょう。
6秒過ぎれば、イラっとした感情は薄れてくるはずです。



感情的になりそうなら、6秒間こらえる習慣を身につけましょう。



アンガーマネージメントは、日常生活でのイライラにも応用できるよ。
オンラインゲームの暴言が裁判に発展した事例はある
オンラインゲームでの暴言は、実際に裁判沙汰になった事例があります。
ゲーム配信者「まのん」氏の例を紹介します。
まのん氏は、オンラインゲーム中に受けた執拗な暴言や嫌がらせに対して、弁護士を通じて開示請求を行いました。
相手はノーログ(ログを残さないこと)をポリシーにしている海外VPNを利用して、まのん氏に対する悪口を書き込みました。
ノーログVPNに加えて、悪口を書き込む用のアカウントを作成して書き込んでは削除を繰り返して、足がつかないようにしていたようです。
しかし、まのん氏は執念で相手を見つけ出しました。
相手の言い分が無茶苦茶だったこともあり、裁判では勝利したようです。
「ネット上だから何を言っても大丈夫」という考えは完全に間違いであり、悪質な暴言は現実世界と同様に法的責任を問われる可能性があります。



デメリットしかないので、間違っても相手に暴言を吐かないようにしましょう。
詳細を知りたい方は、まのん氏が投稿したこちらの記事をどうぞ。
オンラインゲームの暴言に関するよくある質問
最後に、オンラインゲームでの暴言に関する、よくある質問に答えていきます。
- 暴言を吐かないようにするには?
-
相手も同じ人間であることを意識しましょう。
イライラしたときは、6秒間深呼吸をして感情を落ち着かせたり、ゲームでの勝ち方を考えたりして、気を紛らわせるのがおすすめです。
- 相手に暴言を吐かせないようにする方法は?
-
残念ながら、相手に暴言を吐かせない方法はありません。
なので、こちらからミュートしたりブロックしたりして、暴言を吐かれてもいいように防衛するようにしましょう。
- フレンドに暴言厨がいる場合はどうする?
-
不快なら、離れましょう。
フレンドを募集している人は多いので、新しくフレンドを作るのがおすすめです。
- 開示請求にかかる費用は?
-
自分で行う場合と弁護士に依頼する場合で、費用が異なるようです。
春田法律事務所によると、以下の額が目安となっています。
個人で開示請求を行う場合
概要 費用 申立手数料 2,000円(収入印紙) 郵便切手 3,000〜6,000円 仮処分担保金 10〜30万円 弁護士に依頼する場合
概要 費用 相談料 5,500円程度/30分(無料の場合もある) 着手金 20〜40万円 成功報酬 10〜20万円 その他費用・日当 1〜5万円
まとめ|素早く暴言厨から距離を取ろう
オンラインゲームの世界には、暴言を吐きたがる暴言厨がいます。
そして、暴言厨はいつ遭遇するかわかりません。
もし暴言厨と遭遇してしまった場合は、記事で紹介した方法を使ってすぐに距離を取りましょう。
また、訴訟された暴言厨もいるので、ご自身が暴言厨にならないように注意するべきです。
暴言厨と遭遇しない方法の1つに、フレンドを作ってフルパーティを組む方法があります。
もし、フレンドが欲しいと思っているなら、これを機にフレンドを作ったりチーム(ギルドやクラン)に加入してみましょう。


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