オンラインゲームにピッタリのネット回線って、どれだろう?
こんな疑問に答えます。
この記事でわかること
オンラインゲームをラグなく快適にプレイできるかは、利用するインターネット回線にかかっています。
しかし、「どのインターネット回線をどうやって選べばいいかわからない」という方は多いはず。
契約したネット回線がラグばかりで失敗した、といった事態は絶対に避けたいでしょう。
そこでこの記事では、企業メディアでインターネット回線に関する記事を書いた経験を持つ僕が、オンラインゲーム向けのインターネット回線を厳選して3つ紹介します。
オンラインゲームにおすすめのネット回線がわかれば、すぐに申し込めるはずです。
「早くオンラインゲーム向きのネット回線を知りたい!」という方は、コチラからスキップしてください。
オンラインゲームが快適な通信速度の目安
オンラインゲームが快適かどうかは、通信速度(回線速度)とPing値の2つが重要です。
通信速度とPing値の違い
通信速度
- 1秒間にどれぐらいのデータを受送信できるかの指数
- 単位は「bps」
Ping値
- プレイヤー〜ゲームサーバー間でのやりとりにかかる時間
- 単位は「ms(1,000分の1秒)」
それぞれ解説します。
通信速度は30Mbps以上
通信速度は、ダウンロード速度が30Mbps以上が目安です。
PS4やPS5、Nintendo Switchなら本体内で計測できます。
ゲーミングPCなら、Fast .comやGoogleスピードテストで計測してみましょう。
計測してみて、ダウンロード速度が30Mbps以上出ていればOKです。
アップロード速度はどれぐらい必要なの?
YouTubeやTwitchなどでゲームのライブ配信やらないなら、低くても問題ありません。
オンラインゲームをプレイする場合、次に紹介するPing値が重要です。
Ping値は30ms以下
Ping値は30ms以下であればOKです。
ただしプレイするジャンルによっては、少し高くても問題ありません。
例えばApex legendsやレインボーシックスシージといった、リアルタイムで戦うFPSゲームなら、Ping値は30ms以下が理想です。
しかし、原神やモンスターハンターなどの対戦しないゲームでは、50msぐらいでも問題なくプレイできます。
Ping値はどうやって調べるの?
Ping値はゲーム内で計測できますよ。
例えば原神の場合、プレイ画面の右上に表示されています。
ゲームタイトルによって、Ping値の表示方法は異なります。
30Mbps、30msでプレイした結果
ダウンロード速度30Mbps、Ping値30msで、実際にプレイしてみた結果、まったく問題ありませんでした。
以下の動画が、実際にプレイした動画です。
動画でわかるように、ラグはいっさいなく、十分撃ち勝てます。
通信速度は30Mbps、Ping値は30ms以下であれば、十分FPSゲームでもプレイ可能です。
オンラインゲームにおすすめなのは光回線
オンラインゲームを快適にプレイするなら、光回線一択です。
光回線がおすすめの理由
- 回線が速い
- 回線が安定している
- 通信制限がない
順番に解説します。
通信速度が速い
インターネット回線には、以下の3種類があります。
- 光回線
- ホームルーター
- ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)
上記3つの中で、最も通信が速いのは光回線です。
みんなのネット回線速度というサイトで公表されている、それぞれの平均通信速度は以下のとおりです。
回線の種類 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
光回線 | 358.2Mbps | 359.6Mbps | 27.2ms |
ホームルーター | 142.3Mbps | 18.8Mbps | 81.4ms |
モバイルルーター | 60.4Mbps | 15.4Mbps | 86.0ms |
比較すると、光回線がもっとも通信速度が速く、Ping値が低いですね。
回線が安定している
光回線は、光ファイバーケーブルで通信します。
光ファイバーケーブルに回線が保護されているため、天候や周囲環境の影響を受けにくいのが特徴です。
一方、ホームルーターやポケットWi-Fiは電波を使っての通信です。
電波は水に吸収される特性があり、雨が降ると電波が弱くなります。
また、周囲の環境によっては、建物電波が反射してうまく飛んでいかないこともあるのです。
通信制限がない
ポケットWi-Fiやホームルーターには
- 通信量の上限を超える
- 同じ地域で多くの人が同時に接続している
といった条件で、一時的な制限がかかることがあります。
通信制限がかかると、通信速度が約128Kbpsまで下がり、オンラインゲームどころかメールもまともにできないません。
しかし、光回線には通信制限がない回線事業者が大半です。
通信制限があったとしても、「3日間で15GB以上のアップロード」というゲームではほぼ影響がないレベルです。
つまり、通信が保護されていて速く、制限もない光回線がオンラインゲームに適しているわけです。
独自回線ならさらに安定
光回線には「光コラボ回線」と「独自回線」の2種類があります。
光コラボ回線と独自回線の違い
光コラボ回線
- フレッツ光が使っているファイバーケーブルを他の光回線と共有している
- 夜や休日などのネットユーザーが多い時間帯では、回線が混雑して遅延が起こりやすい
独自回線
- フレッツ光が使っていない回線を利用している
- 他の光回線と共有しないため混雑が起こりづらい夜や休日でも遅延が発生しづらい
可能であれば、独自回線を選ぶのがおすすめです。
独自回線は2種類
独自回線には「ダークファイバー回線」と「電力回線」の2種類があります。
ダークファイバー回線と電力回線の違い
ダークファイバー回線
- NTTが展開した回線のうち、フレッツ光が使っていない光ファイバーケーブルを使用
- NURO光やauひかりがダークファイバー回線
電力回線
- 電力会社が展開した光ファイバーケーブル
- コミュファ光(東海地方)
- eo光(近畿地方)
- メガエッグ・コネクト(中国地方)
- ピカラ光(四国地方)
- BBIQ(九州地方)
対応しているエリアが違うので、それぞれチェックしてみてください。
光回線選びに失敗しない3つのポイント
光回線選びに失敗しないためには、以下3つのポイントを抑えて選んでください。
光回線選びに失敗しないポイント
- 実測値が速い回線を選ぶ
- IPv6対応の回線を選ぶ
- オンラインゲームに特化したオプションがある回線を選ぶ
最低でもどれか1つは当てはまる光回線を選びましょう。
1.実測値が速い回線を選ぶ
通信速度は、光回線の事業者によって異なります。
みんなのネット回線速度で、回線事業者ごとの平均回線速度を、ランキング形式で公表しており、上位5位と下位5位は以下のとおりです。
順位 | 回線事業者 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|---|
1位 | コミュファ光ゲーミングカスタム (10ギガプラン) | 約1527Mbps | 約2439Mbps | 約10ms |
2位 | フレッツ光クロス (10ギガプラン) | 約1161Mbps | 約1413Mbps | 約11ms |
3位 | eo光 | 約744Mbps | 約643Mbps | 約14ms |
4位 | NCT光 (長岡ケーブルテレビ) | 約678Mbps | 約670Mbps | 約12ms |
5位 | コミュファ光 | 約598Mbps | 約598Mbps | 約14ms |
54位 | U-NEXT光 | 約143Mbps | 約175Mbps | 約16ms |
55位 | ティーズ光 | 約139Mbps | 約131Mbps | 約14ms |
56位 | BiZiMo光 (ビジモ光) | 約116Mbps | 約255Mbps | 約17ms |
57位 | e-broad 光 | 約100Mbps | 約109Mbps | 約22ms |
58位 | レオネット | 約81Mbps | 約77Mbps | 約26ms |
1位と58位(最下位)とで、10倍以上の差が出てるね。
2.IPv6対応の回線を選ぶ
IPv4(PPPoE接続)という従来の通信では、通信が混雑しやすいポイントがあります。
夜や休日の昼など、多くの人がインターネットを使う時間は特に混雑が起こりやすく、結果通信が遅くなるわけです。
以下画像のようにIPv6を利用している回線なら、網終端装置という混雑するポイントを避けて通信します。
IPv4とIPv6の通信速度の違いを、フレッツ光で見てみましょう。
IPv4(PPPoE接続)
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 約272Mbps | 約247Mbps | 約24ms |
昼 | 約209Mbps | 約230Mbps | 約28ms |
夕方 | 約198Mbps | 約225Mbps | 約30ms |
夜 | 約156Mbps | 約206Mbps | 約42ms |
深夜 | 約281Mbps | 約258Mbps | 約27ms |
IPv6(IPoE接続)
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 約331Mbps | 約269Mbps | 約24ms |
昼 | 約320Mbps | 約271Mbps | 約24ms |
夕方 | 約294Mbps | 約264Mbps | 約21ms |
夜 | 約223Mbps | 約259Mbps | 約22ms |
深夜 | 約341Mbps | 約288Mbps | 約23ms |
IPv6を利用すれば、夜間でも回線は安定して、ラグなくオンラインゲームをプレイ可能です。
IPv6は、事業者によって名前が異なります。
おもなIPv6の名称
- v6プラス
- IPv6高速ハイブリッド
- v6アルファ
また、IPv6を無料で利用できるかもチェックしておきましょう。
3.オンラインゲームに特化したオプションがある光回線を選ぶ
光回線の中には、オンラインゲームに特化した事業者があります。
オンラインゲームに特化した光回線
- コミュファ光(「ゲーミングカスタム」という追加オプションがある)
- Game With光
- hi-ho with games
専用の広い帯域を確保しているため、通信速度が速くなります。
帯域が広いというのは、広い道路で車がスムーズに走るようなものです。
また、ゲームサーバーへの通信経路を短くすることで、ラグが小さくなります。
経路が短いと、ゲームの反応が早くなるので、快適にプレイできます。
つまりまとめると
- 実測値が速い回線を選ぶ
- IPv6対応の回線を選ぶ
- オンラインゲームに特化したオプションがある回線を選ぶ
のいずれかに当てはまる光回線を選ぶのがおすすめというわけです。
当てはまる光回線ってどこ?
次の項で3社紹介しますね。
おすすめの光回線3選
快適にオンラインゲームをプレイするなら、以下3社の光回線がおすすめです。
おすすめ光回線3選
- auひかり
- GMOとくとくBB光
- ハイホーウィズゲームズ
各回線のおすすめポイントを、見ていきましょう。
1.auひかり
月額料金 | 戸建て:5,610円 |
マンション:4,180円 | |
スマホセット割 | auスマートバリュー最大1,100円引き 10台まで適用可(au) |
自宅セット割最大1,100円引き 10台まで適用可(UQモバイル) | |
平均速度 | ダウンロード速度:約500Mbps |
アップロード速度:約500Mbps | |
平均Ping値 | 15.14ms |
対応エリア | 近畿・東海地方以外 |
高速プラン | 5ギガ |
10ギガ | |
その他特典 | 工事費が実質無料 |
auひかりは、携帯キャリア回線で唯一のダークファイバー回線です。
光回線全体の平均より、優秀な通信速度とPing値が出ています。
auひかり | 光回線全体 | |
---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 500.66Mbps | 361.5Mbps |
平均アップロード速度 | 499.61Mbps | 350.9Mbps |
平均Ping値 | 15.14ms | 27.2ms |
また、混雑が起こりにくいため、夜でも速い通信が可能です。
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 614.55Mbps | 550.44Mbps | 14.9ms |
昼 | 583.02Mbps | 567.05Mbps | 14.54ms |
夕方 | 511.44Mbps | 504.78Mbps | 14.6ms |
夜 | 454.61Mbps | 509.1Mbps | 15.96ms |
深夜 | 701.23Mbps | 589.87Mbps | 14.63ms |
ネットユーザーが増える夜は、通信が遅くなります。
しかし表を見ると、夜に若干通信速度が落ちる程度で、十分な通信速度とPing値が出ていますね。
auひかりはほぼ全国で利用できる、もっともオンラインゲームにおすすめの光回線です。
- とにかく速くて安定している光回線が欲しい人
- au・UQモバイルユーザー
\速くて安定的な独自回線!/
申し込みから利用開始までの流れ
- 申し込みサイトにアクセス
- 申し込みフォームからお客さま情報の入力
- 申し込み内容の連絡を受ける
- 宅内調査後に工事日程が決定
- 開通工事
- 初期設定の後、利用開始
東海・近畿エリアは電力回線
auひかりが利用できない東海地方と近畿地方は、電力回線がおすすめです。
対応エリア
- 愛知
- 岐阜
- 静岡
- 長野
- 三重
コミュファ光とeo光、どちらも優秀な通信速度とPing値です。
コミュファ光
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 約665Mbps | 約617Mbps | 約15ms |
昼 | 約713Mbps | 約688Mbps | 約14ms |
夕方 | 約641Mbps | 約618Mbps | 約15ms |
夜 | 約632Mbps | 約606Mbps | 約154ms |
深夜 | 約789Mbps | 約668Mbps | 約13ms |
eo光
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 約703Mbps | 約630Mbps | 約14ms |
昼 | 約702Mbps | 約636Mbps | 約14ms |
夕方 | 約629Mbps | 約632Mbps | 約15ms |
夜 | 約602Mbps | 約632Mbps | 約15ms |
深夜 | 約789Mbps | 約668Mbps | 約13ms |
auひかりと同じく、速くて安定的な光回線が欲しい人は、電力回線を検討してください。
コミュファ光
\東海エリアNo1の電力回線!/
\近畿エリアNo1の電力回線!/
2.GMOとくとくBB光
月額料金 | 戸建て:4,818円 |
マンション:3,773円 | |
平均速度 | ダウンロード速度:約231Mbps |
アップロード速度:約275Mbps | |
平均Ping値 | 約19ms |
対応エリア | 全国 |
その他特典 | ルーター無料 |
契約期間の縛りなし |
GMOとくとくBBは光コラボ回線なので、回線設備さえあればすぐに利用できます。
月額料金が相場より安いので、一人暮らしのお財布に優しいのも特徴です。
戸建ての月額料金 | マンションの月額料金 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB光 | 4,818円 | 3,773円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
auひかり | 5,610円 | 4,180円 |
光コラボ回線なのでユーザーが多く、前述した回線の混雑による通信速度の低下が発生してしまいます。
しかしGMOとくとくBBは、IPv6によるIPoE通信を提供してくれているので、夜でも安心してゲームをプレイできますよ。
従来の通信規格のPPPoE(IPv4)通信と、IPoE(IPv6)の通信速度とPing値の違いを比較してみましょう。
PPPoE(IPv4)通信
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 339.53Mbps | 273.27Mbps | 21.0ms |
昼 | 157.06Mbps | 300.81Mbps | 42.0ms |
夕方 | 123.81Mbps | 204.56Mbps | 34.5ms |
夜 | 75.8Mbps | 175.88Mbps | 26.0ms |
深夜 | 189.3Mbps | 251.95Mbps | 20.1ms |
IPoE(IPv6)通信
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 324.06Mbps | 336.51Mbps | 33.0ms |
昼 | 276.2Mbps | 358.0Mbps | 13.6ms |
夕方 | 245.54Mbps | 286.77Mbps | 32.0ms |
夜 | 215.26Mbps | 297.98Mbps | 21.4ms |
深夜 | 277.79Mbps | 293.67Mbps | 16.38ms |
IPoE通信の方が、通信速度が高くPing値は低めですね。
GMOとくとくBBを利用するなら、IPv6を利用しましょう。
IPv6は「v6プラス」という名称で、無料で利用できます。
また、IPv6対応のルーターは、無料でレンタル可能です。
- できるだけ月額料金を抑えたい人
- auひかりやNURO光、電力回線の工事ができない人
- すでに光コラボ回線の設備が備わっているマンションに住んでいる人
少しでも固定費を抑えたい一人暮らしの方に、おすすめの光回線です。
\一人暮らしに最適な光回線/
申し込みから利用開始までの流れ
新規契約の場合
- 申し込みサイトにアクセス
- お申し込みボタンを押して、お客様情報と工事希望日を入力
- 申し込みから2〜3日後に工事日に関するメールが届く
- 工事予定日の前に届くWi-Fiルーターを受け取る
- 工事予定日に開通工事
- NTTの機器とWi-Fiルーターを接続(30分待てば設定完了)
工事費実質0円、利用開始まで最短2週間
乗り換えの場合
- 現在契約している光回線から事業者変更承諾番号(ほかの光コラボの場合)または転用承諾番号(フレッツ光の場合)を取得(電話でOK)
- 申し込みサイトにアクセス
- お申し込みボタンを押して、お客様情報を入力
- Wi-Fiルーターを受け取る
- NTTの機器とWi-Fiルーターを接続(30分待てば設定完了)
フレッツの設備がある場合は工事なし
3.hi-hoひかりwith games
月額料金 | 戸建て:6,160円 |
マンション:4,840円 | |
平均速度 | ダウンロード速度:約314Mbps |
アップロード速度:約287Mbps | |
平均応答速度(Ping値) | 15.67ms |
その他特典 | 31日間月額料金無料 |
hi-hoひかりwith gamesは、オンラインゲームに特化した光コラボ回線です。
Ping値はかなり低く
- Apex Legends
- Overwatch
- ストリートファイター
などで活躍しているプロゲーマーも、利用しています。
平均Ping値 | |
---|---|
hi-hoひかりwith games | 15.67ms |
光回線全体 | 27.2ms |
hi-hoひかりwith gamesが検証した結果、VALORANTでのPing値はなんと9ms!
IPv6(v6プラス)対応なので、夜でもラグなくプレイ可能です。
時間帯 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
朝 | 358.45Mbps | 163.22Mbps | 16.8ms |
昼 | 527.83Mbps | 400.6Mbps | 10.9ms |
夕方 | 357.24Mbps | 354.11Mbps | 16.08ms |
夜 | 611.06Mbps | 522.11Mbps | 15.01ms |
深夜 | 317.67Mbps | 293.86Mbps | 19.94ms |
通信が遅くなりがちな夜でも、十分な速度が出ていますね。
- 月額料金よりゲームの快適さの方が重要な人
- ラグが勝敗を分けるFPSプレイヤー
ゲーム内のラグを可能な限り抑えられるため、本格的なFPSプレイヤーにおすすめの光回線です。
GMOとくとくBB同様、光コラボ回線なので、設備があればすぐに契約して利用できます。
\オンラインゲーム特化の光回線/
申し込みから利用開始までの流れ
新規契約の場合
- 申し込みサイトにアクセス
- お申し込みボタンを押して、お客様情報を入力
- 工事予定日が決まる
- 工事予定日に開通工事
利用開始まで最短7日
乗り換えの場合
- 現在契約している光回線から事業者変更承諾番号(ほかの光コラボの場合)または転用承諾番号(フレッツ光の場合)を取得(電話でOK)
- 申し込みサイトにアクセス
- お申し込みボタンを押して、お客様情報を入力
- 最短7日後に利用開始
光回線契約時の注意点
光回線を契約する場合、以下の3つに注意してください。
- 利用開始までに時間がかかる
- 工事には管理会社・大家の許可が必要
- VDSL回線の場合は通信が遅い
順番に解説していきます。
利用開始までに時間がかかる時期がある
光回線を申し込んだ後、すぐに使えるわけではありません。
なぜなら手続きや工事、場合によっては工事ができるかの視察が入るから。
特に2月から4月は、引越しシーズンで契約者が多く、待ち時間が長くなることがあります。
多くの人が引越しと同時に光回線の契約を考えるからです。
また、新しい光回線を引く工事が必要な場合、工事が始まるまでに1ヶ月ほどかかることも。
そのため、申し込みはできるだけ早めに行いましょう。
工事には管理会社・大家の許可が必要
マンションやアパートで光回線の工事を行う場合、壁に穴を開ける必要があります。
そのため、管理会社や大家の許可が必要です。
穴を開けることを嫌う管理会社や大家も多いので、無断で工事を進めるとトラブルになることがあります。
工事の前には、必ず確認と許可を取ってください。
また、原状回復を条件にして交渉する方法もあります。
VDSL回線の場合は通信が遅い
マンションやアパートの場合、光ファイバーケーブルを敷地内に引き、各部屋に分配する仕組みです。
しかし、分配する配線がVDSL(電話線)を使用していると、通信速度は遅くなります。
どうしてVDSLだと、通信が遅くなるの?
通信が遅くなる銅線で作られた電話線を利用しているからです。
VDSLは最大で100Mbpsまでしか出ないため、高速な通信を期待するのは難しいです。
なお前述のとおり、ダウンロード速度が30Mbps以上あれば、一般的な使用には問題ありません。
オンラインゲームがラグい時にやるべき8つの対処法
ゲームがラグいと感じた時は、以下の8つを試してみてください。
ラグい時の対処法
- LANケーブルで接続する
- ルーターを買い替える
- Wi-Fiの周波数を切り替える
- (Wi-Fi接続なら)ルーターを近づける
- ルーターを再起動させる
- プレイするサーバーを変更する
- DNS・MTUを変更する
- ゲームサーバーにバグが起きていないかチェックする
順番に解説していきます。
1.LANケーブルで接続する
オンラインゲームを快適にするためには、有線接続がおすすめです。
LANケーブルを使うと、Wi-Fiより速度が安定します。
ケーブルには「カテゴリー」という種類があり、6以上が良いでしょう。
ルーターから部屋まで遠いけど大丈夫かな?
30mのLANケーブルもあるので大丈夫ですよ。
平べったいLANケーブルがあるので、ドアの隙間でも通せます。
まずは、LANケーブルで接続できないか、検証してみましょう。
2.ルーターを買い替える
古いルーターは、通信速度が遅くなる原因になります。
ルーターの寿命は、だいたい5年です。
古いルーターは経年劣化によって処理能力が低下しており、通信速度が低くなってしまうわけです。
5年以上使っている場合は、新しいルーターに買い替えましょう。
どんなルーターがいいの?
電気屋さんで売っているルーターで十分です。
3.Wi-Fiの周波数を切り替える
Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの、2種類の周波数があり、以下の違いがあります。
2.4GHz
- 広範囲に届く
他の家電から出ている電波と干渉してWi-Fiが弱くなりやすい
5GHz
他の家電から出ている電波と干渉しないため強い
Wi-Fiになる壁や家具などの障害物に電波が反射するため、届く範囲は狭い
周波数ごとの通信速度を計測してみると、4倍近くの差が出ました。
どちらの周波数で接続しているか確認して、2.4GHzを使っているなら5GHzに切り替えましょう。
4.(Wi-Fi接続なら)ルーターを近づける
ルーターに近いほど、Wi-Fiは安定します。
実際に試してみたところ、以下画像のような違いが出ました。
比べると、3倍以上の差が出ていますね。
結果からわかるように、オンラインゲームはルーターに近い場所でプレイするのがおすすめです。
5.ルーターを再起動させる
ルーターを長時間使っていると、通信速度が遅くなります。
人間と同じく、働き続けることで疲れてしまうわけです。
ネットを使わなくても、電源を入れっぱなしにしているだけでも稼働し続けます。
ずーっとルーターの電源をオンにしているなら、電源を一度切って2~3分後に再度電源を入れてみましょう。
6.プレイするサーバーを変更する
日本以外のサーバーでプレイすると、ラグが発生しやすくなります。
遠くのサーバーでは、通信に時間がかかるためです。
サーバーごとにどれぐらいPing値が違うか、Apex Lesendsで見てみましょう。
お隣台湾でも2倍以上、オレゴン(アメリカ西海岸の州)まで行くと5倍以上もPing値が高いですね。
ラグがひどい場合は、まずどこのサーバーでプレイしているか確認してください。
もし海外のサーバーに接続されていたなら、すぐに日本またはアジアのサーバーに変更してください。
7.DNS・MTUを変更する
DNSとMTUの設定を変えると、通信速度が変わることがあります。
しかし、必ず良くなるとは限りません。
実際に僕がPS4を使って、「Cloudflare DNS」と「Google Public DNS」で検証した結果が、以下の表です。
2.4GHz(無線) | 5GHz(無線) | LANケーブル(有線) | |
---|---|---|---|
DNS設定なし | ダウンロード:69Mbps アップロード:60Mbps | ダウンロード:167Mbps アップロード:109Mbps | ダウンロード:619Mbps アップロード:407Mbps |
Cloudflare DNS | ダウンロード:60Mbps アップロード:5.2Mbps | ダウンロード:197Mbps アップロード:2.7Mbps | ダウンロード:516Mbps アップロード:3.9Mbps |
Google Public DNS | ダウンロード:84Mbps アップロード:62Mbps | ダウンロード:156Mbps アップロード:91Mbps | ダウンロード:406Mbps アップロード:400Mbps |
結果としては、逆に悪くなったケースがありました。
元の設定には戻せるので、とりあえず試してみて、悪くなったなら初期設定に戻せばOKです。
8.ゲームサーバーにバグが起きていないかチェックする
ゲーム側のサーバーにバグが発生していて、ゲームががラグくなるあることもあります。
とくに、新要素が追加されるアップデート後は要注意です。
過去の例では、BF1でスコアが入るたびにラグが発生するバグがありました。
X(旧ツイッター)で、他のプレイヤーの報告をチェックしてみましょう。
多くの人が同じ問題を報告している場合、サーバー側に問題がある可能性が高いです。
この場合は、改善されるのを待つしかありません。
よくある質問
最後に、オンラインゲーム向けのネット回線について、よくある質問に答えます。
よくある質問
- 光回線の工事は必須?
- VDSL回線でも大丈夫?
- NURO光はどうなの?
- ポケットWi-FiやホームルーターでFPSはできる?
- アップロード速度とダウンロード速度はどちらが重要?
- ゲーミングルーターは必要?
- LANケーブルは2階まで届く?
順番に回答していきます。
Q1.光回線の工事は必須?
すでに光回線の設備がある場合は、工事は必要ありません。
フレッツ光の設備があれば、フレッツ光と光コラボ回線はすぐに使えます。
しかし、光コラボ回線と独自回線は設備が違います。
独自回線を利用する場合、工事が必要になることが多いです。
周囲の環境によっては、工事ができないこともあります。
工事できない場合は、残念ながら諦めるしかないです。
Q2.VDSL回線でも大丈夫?
オンラインゲームをするには、VDSL回線でも問題ありません。
最大通信速度は100Mbpsですが、前述のとおり30Mbps以上あれば大丈夫です。
VDSLであっても、ゲームプレイには支障はほとんどないでしょう。
Q3.NURO光はどうなの?
過去に遅いという問題がありましたが、現在は解決しています。
NURO光は、積極的に増強工事が行われているため、安心です。
ただし、対応エリアが限られているので、確認が必要です。
エリア内であれば、NURO光はおすすめです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
Q4.ポケットWi-FiやホームルーターでFPSはできる?
FPSゲームをプレイするには、ポケットWi-Fiやホームルーターは適していません。
Ping値が高くなりがちで、ラグの原因になります。
また、長時間の使用で熱を持ちすぎることがあります。
熱暴走を引き起こすと処理能力の低下による通信が遅くなる、場合によっては故障の原因となりますよ。
フレンドのフレンドが、「ポケットWi-Fiを冷凍うどんで冷やしながら、レインボーシックスシージをプレイしていた」といっていましたね…。
ポケットWi-FiやホームルーターでFPSをプレイするのは、避けた方が無難です。
Q5.アップロード速度とダウンロード速度はどちらが重要?
オンラインゲームでは、ダウンロード速度が重要です。
なぜなら、ゲームサーバーからのデータ量が、アップロードよりダウンロードの方が多いから。
アップロードは自分のプレイデータだけなのに対して、ダウンロード全プレイヤー+サーバーの情報です。
そのため、ダウンロード速度のほうが重要度が高くなります。
Q6.ゲーミングルーターは必要?
基本的にゲーミングルーターは、必要ありません。
ゲーミングルーターはゲームの回線を強くするわけではなく、
- 特定の方向への電波を強化する
- 通信の優先順位をつける(ゲームの通信を優先させられる)
といったシステムが備わっています。
しかし通信を強化したいなら、LANケーブルを使ったりルーターを近づける方が、コスパがいいです。
ゲーミングルーターは2万円前後はするので、余計な費用をかける必要はないでしょう。
複数のデバイスを接続して混雑している場合でも、使っていないデバイスの通信を切断すればOKです。
Q7.LANケーブルは2階まで届く?
LANケーブルは最大30mまでの長さがあるので、2階でも十分届きます。
実際僕も、20mのLANケーブルで2階までLANケーブルを通していますから。
平べったいタイプなら、ドアの隙間を通すこともできます。
ルーターが1階にあって2階でゲームをする方は、LANケーブルの使用がおすすめです。
まとめ
繰り返しですが、オンラインゲームを快適にプレイするなら、光回線一択です。
光回線は、回線が光ファイバーケーブルに保護されているため、通信がはやく安定しています。
オンラインゲーム、特にFPSといったリアルタイムで対戦するゲームをプレイするなら、ラグが起こりにくい光回線を選んでください。
光回線なら、以下の3つがおすすめです。
まずは上記3つから検討してみてください。
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