この記事でわかること

- オンラインゲーム歴7年
- プレイ中のゲームは原神とDelta Force
- MGSΔも始めた
オンラインゲームをプレイするときに気をつけておくのは、課金しすぎと個人情報の漏洩です。
どちらも、実害が出てしまいます。
この記事では、気をつけておかないとどのような実害が出てしまうか解説しています。
実害が出ないようにするための対処法も紹介しているので、これからオンラインゲームをプレイする方や子どもにプレイさせてあげる予定の方は、最後まで読んで参考にしてください。
快適にオンラインゲームをプレイするためにも、ネット環境を整えておきましょう。
実害はありませんが、回線が遅く不安定だと、ゲーム内でラグ(遅延)が発生してしまいます。
ラグがひどいと、画面がカクついてまともにプレイできません。
対戦ゲームでは、ラグの酷さが勝敗を分けるケースもあります。
快適にオンラインゲームをプレイするためにも、自宅のインターネット環境は整えておきましょう。
オンラインゲームで気をつける3つのこと
オンラインゲームを楽しむ上で、気をつけておくのは以下の3つです。
- 課金しすぎる
- アカウントの乗っ取り
- 個人情報の漏洩
いずれも実害が出るので、オンラインゲームをプレイするなら注意しておきましょう。
1.課金しすぎる
新しくアイテムやキャラクターを登場させたり、期間限定で入手できるコラボキャラクターを登場させたりと、つい課金したくなる仕組みになっています。

基本プレイ無料のゲームは、課金が収益の柱になるから仕方がないね。
しかし、一度課金してしまうと、そこで満足せず次々と新しいアイテムを求めてしまいます。



結果、際限なく課金してしまうわけですね。
オンラインゲームの課金に関するトラブルは年々増えており、消費者庁の調査によると、令和3年のオンラインゲームに関する相談件数は7,276件あったようです。
とくに多いのは、子どもが親の許可なく勝手に課金してしまうケースで、7,276件のうち、半数以上の4,443件が20歳未満からの相談となっています。
スマートフォンに登録されたクレジットカード情報を使って、気づかないうちに課金していたわけです。
しかし、課金トラブルは子どもだけの問題ではありません。
大人でも課金に夢中になってしまい、生活費を圧迫するほど使い込んでしまうケースもあります。



僕の職場に、昼休み中にゲームに1万円課金した後輩がいました。
ガチャで欲しいキャラが出るまで、ひたすら課金していましたね。
課金は手軽にできる分、金銭感覚が麻痺しやすく、予想以上の金額を使ってしまうリスクがあります。
課金するなら、月の上限額を決めて計画的に課金しましょう。



「シーズンパスだけ課金する」みたいなルールもいいね。
>>参照:消費者庁 オンラインゲームに関する消費生活相談対応マニュアル
2.アカウントの乗っ取り
アカウントを乗っ取られてしまうと、第三者が不正にログインされて、アイテムや通貨を盗まれてしまいます。
たとえば、ストリーマーのけんき氏は、知らない間にアカウントが乗っ取られて、勝手にプレイされていたようです。
幸い、乗っ取られたのはレインボーシックスシージのアカウントだったので、アイテムは盗られていないようでした。



レインボーシックスシージには、ほかのプレイヤーにアイテムをおくるシステムはありません。
しかし、プレイヤー間でアイテムをやりとりできるゲームなら、すべて持って行かれていたでしょう。
また、課金情報が登録されている場合、勝手に追加課金される被害もあるようです。
乗っ取られる主な原因は、パスワードの使い回しや簡単すぎるパスワード設定にあります。
パスワードは英数字の組み合わせで、できるだけ長くしましょう。



また、二段階認証があるなら、設定しておくのがいいよ。
3.個人情報の漏洩
住所や氏名、職場だけでなく、クレジットカードの情報を抜き取られてしまいます。
ゲーム内チャットやボイスチャットでの何気ない会話で、うっかり自分の情報を話すことはあるでしょう。
しかし、相手が悪意のあるユーザーだと、喋ってしまった情報が悪用されるかもしれません。



ゲーム内では個人を特定できる情報は話さず、知らない相手からの個人的な質問には答えないようにしましょう。
安全にオンラインゲームを楽しむ4つの方法
安全にオンラインゲームを楽しむためにも、以下4つの豪栄作を取りましょう。
- そのアイテムは必要か考える
- セキュリティを強化しておく
- VPNを利用する
- 自分のことは喋らない
課金の誘惑や悪意あるプレイヤーから身を守るためにも、自分の身は自分で守りましょう。
1.そのアイテムは必要か考える
課金する前に、本当にそのアイテムが必要かどうか考えましょう。
たとえば、「スキン」と呼ばれる、見た目を変更できるアイテムがあります。
スキンの中には格好よく、つい欲しくなるデザインが多いです。



しかし、大半のスキンはつけたところで、見た目が変わるだけで何も効果ありません。
キャラクターやアイテムとなれば、ゲーム体験が変わるので課金する意味はあるでしょう。
しかし、見た目だけが変わるスキンは、必要なのでしょうか?



僕は、操作キャラの姿が見えないFPSゲームでは、一切スキンには課金しません。
なので、課金する前に「このアイテムを手に入れて何が変わるのか」を考えてから課金しましょう。
2.セキュリティを強化しておく
アカウントの乗っ取りを防ぐためにも、セキュリティ設定は強化しておきましょう。
まず、パスワードは英数字と記号を組み合わせた複雑で長いものにしましょう。
長く複雑なら、簡単には突破されないはずです。



ほかのサービスと同じパスワードの使い回しは避けて、そのゲーム専用のパスワードを作成した方がいいね。
LUFTTTOOLSというサイトなら、無料でパスワードを作成してくれますよ。
2段階認証機能が利用できる場合は、必ず有効にしましょう。
2段階認証機能によって、ログイン時にスマートフォンに送られる認証コードが必要になります。



メールはほかの人に見られないので、第三者による不正アクセスを防げるはずです。
セキュリティソフトを最新版に更新しておくことも、オンラインゲームで気をつけることの基本となります。



「セキュリティを強化する施策はすべてやっておく」くらいの勢いがちょうどいいよ。
3.VPNを利用する
VPN(Virtual Private Network)を使用すれば、インターネット接続時の安全性を高められます。
VPNとは?
通信データを暗号化して、第三者による盗聴や改ざんから保護するサービスです。
おもなVPNには「Nord VPN」や「ExpressVPN」があります。
とくに公共のWi-Fiを利用してゲームをプレイする場合は、セキュリティが不十分な場合はあるので、VPNを利用するのがいいでしょう。



やり方はわからないですが、フリーWi-Fiに接続詞たデバイスから情報を抜き取られるようです。
ただし、VPNの利用には1,500円前後の月額料金がかかります。
年単位で契約すればお得ですが、一気に数万円必要です。
また、たまに規約でVPNを禁止しているゲームもあります。



VPNを契約する前に、プレイしているゲームがVPNを使っていいか確認しておきましょう。



規約の中に「VPNは使ってはいけません」と言った文章がない場合は、使ってもいいよ。
4.自分のことは喋らない
ボイスチャットでは、絶対に個人情報を話さないようにしましょう。
雑談の一環で、職業や住んでいる都道府県を話すシーンはあります。
しかし、もし相手が悪意のある人物相手に
- 本名
- 住所
- 電話番号
- 学校名や職場名
といった踏み込んだ情報を話してしまうと、悪用されるかもしれません。
アカウントのIDやログインパスワードも同様です。
もしアカウントのIDとログインパスワード喋ってしまうと、ログインされてしまいます。
最悪の場合、ゲーム内のアイテムを持って行かれるだけでなく、紐つけているクレジットカードの情報も抜き取られてしまうでしょう。
自分だけでなくゲームアカウントを守るためにも、個人情報やアカウント情報などの個人情報は、絶対に教えてはいけません。



もし、自分のことを話すことになった場合は、広くぼかして喋りましょう。
子どものために保護者がとるべき5つの対処法
子どもがオンラインゲームを楽しむためにも、保護者は以下5つの対処を行いましょう。
- プレイ中は付き添ってあげる
- ペアレンタルコントロール機能を使う
- フィルタリングを有効にする
- 安心できる人以外とは関わらせない
- クレジットカードは登録しておかない
まだ子どもは判断力が十分でないので、保護者のサポートが必要です。
子どもを守るためにも、保護者が取るべき具体的な対処法を見ていきましょう。
1.プレイ中は付き添ってあげる
子どものプレイに付き添ってあげていれば、怪しいメッセージが届いたり怪しいプレイヤーからの接触があったりしても、すぐに対応できます。
また、一緒にゲームをプレイするのもいいでしょう。
同じゲームをプレイしていれば、見守るだけでなくゲームでのアドバイスを送れるようになります。
ゲームを通じて、子どもとのコミュニケーションが生まれるわけです。
子どもを見守りつつ家族の時間を作るためにも、付き添ってあげましょう。
2.ペアレンタルコントロール機能を使う
ペアレンタルコントロール機能を使えば、子どもの使用に制限をかけられます。
たとえば、Nintendo Switchの「みまもり機能」を設定しておけば、プレイしたゲームや時間の確認できたり、以下のような制限をかけられます。
- 1日のプレイ可能時間
- 一部ゲームのプレイ
- スクショや動画をSNSへ投稿
- ほかのプレイヤーとのコミュニケーション
- VRモード
- Webサイトの閲覧
PlayStationなら、視聴するDVDやブルーレイディスクの制限もかけられます。
課金についても上限額を設定できるので、「知らない間に子どもが多額の課金をしていた」なんてことも避けられるはずです。



簡単に制限をかけられるので、子どもが安全にゲームを楽しめる環境作りのためにも、ペアレンタルコントロール機能は活用しましょう。
>>Nintendo Switch サポート『Nintendo みまもり Switch』
3.フィルタリングを有効にする
フィルタリングを利用すれば、有害なサイトへのアクセスを制限可能です。
別売りのフィルタリングソフトもあり、中には前述のペアレンタルコントロールと同じように制限をかけられるフィルタリングソフトもあります。



スマホでオンラインゲームをプレイさせるなら、フィルタリングソフトを導入してフィルタリングをかけておきましょう。
4.安心できる人以外とは関わらせない
ゲーム内チャットやボイスチャットを通じて、個人情報を聞き出そうとする悪意のあるユーザーもが存在します。
子どもなら、何も考えず素直に聞かれたことへ答えてしまうでしょう。
もし答えてしまうと、住所や通っている学校がばれて、悪用されてしまうかもしれません。
「学校の友達や親戚の子どもだけチャットしていいよ」とルールを作っておきましょう。
友達や親戚からは、個人情報は聞かれないはずです。



もし、知らない人からのコンタクトがあっても、無視するように教えておいた方がいいね。
5.クレジットカードは登録しておかない
クレジットカード情報を登録してしまうと、ワンクリックで簡単に課金できてしまいます。
そのため、子どもが深く考えずにアイテムを購入してしまうでしょう。
子どもの場合、ゲーム内通貨の価値や実際のお金との関係を十分に理解していないことが多く、気づかないうちに高額な課金をしてしまう可能性があります。



先ほど紹介したとおり、消費者庁に寄せられるオンラインゲーム関連の相談では、未成年者による課金トラブルが半数以上です。
なので、クレジットカード情報は登録しないようにしましょう。
課金が必要な場合は、その都度保護者が内容を確認し、プリペイドカードやギフトカードを使用するのがおすすめです。
プリペイドカードやギフトカードなら、事前に金額を決められるので、使いすぎを防げるでしょう。



子どもの金銭感覚を育てるためにも、課金について親子で話し合う機会も大切だよ。
インターネット回線にも気をつける
インターネット回線にも気をつけておきましょう。
回線の速度が遅く不安定では、快適にオンラインゲームをプレイできません。
回線が遅かったり不安定だったりすると、ゲーム中にラグ(遅延)が発生して不利になったり、通信が途切れたりします。
とくに対戦型のオンラインゲームでは、ラグや接続切れが発生すると他のプレイヤーに迷惑をかけてしまうでしょう。



実際に、対戦ゲームのコミュニティでは「無線接続は迷惑」と考える人がいるほど、安定した回線環境が求められています。
ホームルーターやモバイルルーターは、通信が安定しないので、対戦ゲームには適していません。
オンラインゲームを本格的に楽しみたい場合は、光回線の導入を検討してみましょう。
光回線は高速で安定した通信が可能なため、ストレスのなくプレイ可能です。
快適にオンラインゲームを楽しむためにも、インターネット回線にも気をつけておきましょう。
オンラインゲームで気をつけるべきことに関するよくある質問
最後に、オンラインゲームで気をつけることに関する、よくある質問に答えていきます。
- 子どもが巻き込まれやすいオンラインゲームでのトラブルは?
-
子どもが巻き込まれやすいトラブルは、以下のような実害があります。
- 高額な課金トラブル
- いじめ
- 有害サイトへのアクセス
- オンラインゲーム上にも暗黙のルールはある?
-
基本的には挨拶をする、マナーを守ると言った、人として当たり前のことです。
参加したときは「よろしくお願いします」、終わるときは「おつかれさまでした」といった簡単な挨拶はこなしておきましょう。
- オンラインゲームがきっかけで発生した事件はある?
-
オンラインゲームを通じて知り合った男女がトラブルになって、最悪の事件が発生してしまいました。
ゲーム内で知り合った人とはリアルでは合わないようにしましょう。
まとめ:オンラインゲームは課金やトラブルに気をつけよう
オンラインゲームで気をつけておくことは、課金しすぎと個人情報の漏洩です。
課金しすぎると生活が苦しくなってしまいます。
もし課金するなら、あらかじめ毎月の課金額を決めておきましょう。
個人情報が漏れてしまうと、悪用されたりゲームのアカウントが乗っ取られたりしてしまいます。
住所や氏名などの自分に関わることや、ゲームアカウントのIDとパスワードは喋らないようにしましょう。
また、オンラインゲームをプレイするなら、インターネット回線にも気をつけておくべきです。
通信が遅く不安定だと、満足にオンラインゲームをプレイできません。
とくに電波で通信しているホームルーターやモバイルルーターでは、オンラインゲームは厳しいです。
なので、ホームルーターまたはモバイルルーターを使用している方は、これを機に光回線へ乗り換えましょう。


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