PS5用のルーターが欲しいんだけど、どんなルーターがいいのかな。ゲーミングルーターの方がいいの?
こんな疑問に答えます。
この記事でわかること
- ゲーミングルーターとは?
- PS5にゲーミングルーターは必要?
- ルーター選びのポイント
- PS5にオススメのルーター
ルーターを買い替えようとしても、数が多すぎてどのルーターを選べばいいか分かりませんよね。
「買ったはいいけど、PS5に向いていないルータだった」なんてことになるかもしれません。
本記事を読めば、PS4やPS5に最適なルーターが分かりますよ。
紹介しているルーター選びのポイントがわかれば、ルーター選びに失敗せずに購入できるでしょう。
オススメのルーターも紹介するので、ご参考下さい!
「はやくオススメのルーターを教えて!」という人は、PS5におすすめのWi-Fi6対応6選!までスキップしてくださいね。
そもそもゲーミングルーターとは?
ゲーミングルーターとは、オンラインゲームに特化したルーターです。
従来のルーターと比べると通信が速く安定的で、ラグやパケットロスを抑える機能が搭載されています。
中には特定の通信を優先的に接続できるルーターもありますよ。
しかしハイスペックなだけあって、価格は通常のルーターよりも高額です。
PS5にゲーミングルーターは必要?
結論をいうと、無理にゲーミングルーターを購入する必要はないでしょう。
有線接続で十分
通信が安定しない問題は、LANケーブルで接続することで改善されます。
下の方は、僕が過去にPS4を使って計測した通信速度です。
平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | |
---|---|---|
2.4GHz(無線) | 約69Mbps | 約60Mbps |
5GHz(無線) | 約167Mbps | 約109Mbps |
LANケーブル(有線) | 約619Mbps | 約407Mbps |
見比べると、明らかに有線接続が速いですよね。
FPSゲームにおいてもっとも重要とされるPing値も、20ms以下と良好ですよ。
有線なら高性能ルーターで十分
PS5用のルーターは、性能の高いルーターでOKです。
というのも有線接続なら高性能ルーターとゲーミングルーターでは、そこまで通信の速さや安定性に差はありません。
またゲーミングルーターは従来のルーターと比べると高額で、通常ルーター1万~2万円、ゲーミングルーターは4万円ぐらいです。
LANケーブルは長さにもよりますが、高くても4,000円あれば購入できます。
高性能ルーター+LANケーブルの方がコスパがいいので、わざわざ高額なゲーミングルーターを購入する必要はないでしょう。
無線で接続する人でも、Wi-Fi 6に対応したルーターを利用すれば、十分な通信速度が出ますよ。
ルーターを選ぶポイント
ルーターを購入する時は
- Wi-Fi6に対応しているか
- 価格はどれぐらいか
- アンテナの数
- どんな機能があるか
の4つを比較してください。
Wi-Fi6対応か
無線で接続する場合、PS5用のルーター選びに最も重要なのがWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応しているかどうかです。
2019年からスタートした最新のWi-Fi規格。
有線接続と同レベルの通信速度と安定性が特徴。
PS5は、Wi-Fi6通信に対応しています。
1つ前の規格であるWi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsなのに対して、Wi-Fi6の最大通信速度は最大9.6Gbpsと1.4倍の通信速度です。
ゲーム環境を整えるために、Wi-Fi通信規格は最新のWi-Fi 6を選ぶのがオススメです。
PS4はWi-Fi 6に対応しているの?
対応してはいませんが、使用しても問題ありません。ゆくゆくPS5を買う予定なら、Wi-Fi 6対応ルーターを選ぶのがオススメですよ。
価格
基本的に、Wi-Fi6に対応しているルーターは価格が高めで、安いルーターなら1万円前後、高いと2万円ぐらいします。
スペックが高くなるほど、価格が高くなる傾向があります。
有線LANで接続するなら、そこまで通信速度に差は出ないので、コスパのいいルーターを選べばOKです。
無線で接続するならスペックは高い方がいいので、高くはなりますがハイスペックのルーターを選んでください。
アンテナの数
もし無線で接続するならなら、アンテナの数も確認してください。
アンテナの数が多いほど、通信は強くなります。
また中には、アンテナの向きを変えられるルーターがありますよ。
向きを変えることで電波を飛ばす方向を指定できるので、離れた所でも安定的です。
無線接続するなら、アンテナが何本あって、向きを変えられるかチェックしましょう。
どんな機能があるか
ルーターにどんな機能があるかチェックしておきましょう。
具体的には、以下4つの機能がほしい所です。
- QoS機能
- 外部アンテナ
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
QoS(Quality of Service)
QoS(Quality of Service)機能は、接続している機器の中で、通信の優先順位を付けれる機能です。
うまく活用すれば、ゲームを最優先で通信できますよ。
同時に複数の通信が行われる可能性があるなら、欲しい機能です。
外部アンテナ
外部アンテナはルーターの外側についているアンテナのことを言います。
アンテナが突き出ている分場所は取りますが、アンテナの角度を調整できるので、電波の向きが調節可能です。
通信速度はルーターとPS5の位置関係にも左右されるので、電波を飛ばす方向を指定できるのはかなり有りがたいでしょう。
なおアンテナの角度で変わるのは、電波の方向を縦に伸ばすか横に伸ばすかです。
1方向に集中して飛んでいくわけではないので注意しましょう。
アンテナの向き | 電波が広がる方向 |
---|---|
垂直 | 横方向 |
水平 | 縦方向 |
MU-MIMO
MU-MIMOは1つのルーターで、同時に複数のデバイスに接続できる機能です。
通常、ルーターとデバイスは1対1で接続します。
複数のデバイスを同時に接続すると順番待ちになって、場合によると遅延の原因になりますよ。
MU-MIMO対応のルーターなら、同時に接続できるので順番待ちによる遅延が起こらないのでオススメです。
ビームフォーミング
ビームフォーミングは接続中のデバイスの距離や場所にあわせて電波を調整する機能です。
BUFFALOの公式サイトでは、以下のように記載されています。
ビームフォーミングは、Wi-Fiアダプター(無線LAN子機)側の位置・距離によりWi-Fiルーター(無線LAN親機)からの送信タイミングの自動調整を行い、到達距離・速度を向上させる技術です。
スマートフォンなどの1×1(150Mbps)接続の無線LAN接続に最適です。
引用元:BUFFALO公式サイト 「ビームフォーミングとはなんですか」
ビームフォーミング機能があれば、ルーターとPS4の距離が開いていても安定した通信ができます。
無線でプレイするなら購入時にビームフォーミング機能があるかチェックしましょう。
PS5におすすめのWi-Fi6対応6選!
PS5でオンラインゲーム快適にプレイできるルーターは、以下の5つです。
- バッファローのWSR-5400AX6S-MB
- TP-Link Archer AX23/A
- NEC PA-WX5400HP
- I-Oデータ WN-DAX1800GR
- エレコムWRC-G01-W
ハイスペックなルーターや、コスパ重視のルーターとさまざまな商品を紹介しているので、参考にしてください。
バッファロー WSR-5400AX6S-MB
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
LANポート | 4 |
アンテナ | 5GHz×4本 2.4GHz×2本 (内蔵アンテナ) |
ビームフォーミング機能 | 対応 |
MU-MIMO機能 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
転送速度 | 5Ghz:4,803Mbps 2.4Ghz:573Mbps |
バッファローのWSR-5400AX6S-MBは、5GHzアンテナ4本と2.4GHzアンテナ2本の強力なアンテナを内蔵しているので、死角なく電波を飛ばせます。
5Ghz使用時の最大転送速度4803Mbpsとかなり高く、広範囲に電波が広がるのが特徴です。
ビームフォーミング機能が搭載されているので、PS5に向けて電波を飛ばせて安定した通信ができますよ。
バッファローのWSR-5400AX6S-MBは、無線でしか接続できない上にルーターの設置場所からPS5を置かなければならない人にオススメです。
TP-Link Archer AX23/A
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
LANポート | 4 |
アンテナ | 5GHz×2本 2.4GHz×2 |
ビームフォーミング機能 | 対応 |
MU-MIMO機能 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
転送速度 | 5Ghz:1,201Mbps 2.4Ghz:573Mbps |
Archer AX23/Aはさきほど紹介したWSR-5400AX6S-MBとはスペックは劣りますが、その分コスパがいいルーターとなっています。
価格の比較
WSR-5400AX6S-MB | 17,000円前後 |
Archer AX23/A | 7,000円前後 |
WSR-5400AX6S-MBと比べるとArcher AX23/Aの方が5GHzアンテナが2本少なく、最大転送速度が1,201Mbpzと1/4になっています。
しかし最大転送速度は無線接続での話で、有線接続であればそこまでの差はありません。
Archer AX23/Aは有線で接続している人向きのルーターと言えるでしょう。
NEC PA-WX5400HP
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
LANポート | 4 |
アンテナ | 5GHz×4本 2.4GHz×2本 (内蔵アンテナ) |
ビームフォーミング機能 | 対応 |
MU-MIMO機能 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
転送速度 | 5Ghz:4,803Mbps 2.4Ghz:573Mbps |
NECのPA-WX5400HPは5GHzアンテナ4本と2.4GHzアンテナ2本に加えて、NEC独自の技術「ワイドレンジアンテナPLUS」によって通信の高速化が実現しています。
立体的な三方向に電波を飛ばすNECの技術、「ワイドレンジアンテナ」のパワーアップ版。
360°の全方向に電波を飛ばすので、安定した通信が行える。
MU-MIMOやビームフォーミング機能とあわせて、通信の優先順位を高・中・低の3段階で端末ごとに設定できる「QoS(Quality of Service)」も実装されています。
PS5の通信を優先したいけどゲーミングルーターは高くて買えないという人に、NECのPA-WX5400HPがオススメです。
I-Oデータ WN-DAX1800GR
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
LANポート | 4 |
ビームフォーミング機能 | 対応 |
MU-MIMO機能 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
転送速度 | 5Ghz:1,201Mbps 2.4Ghz:573Mbps |
I-OデータのWN-DAX1800GRは価格が9,000円とコスパのいいルーターです。
I-Oデータ独自の技術「360(さんろくまる)コネクト」によって、上下・左右・奥行きの全方向360度に死角を作らず電波の送受信が可能です。
また壁掛け設置に対応しているので、ルーターに場所を取られたくない人にオススメのルーターです。
エレコム WRC-G01-W
通信規格 | Wi-Fi 6(11ax) |
LANポート | 4 |
ビームフォーミング機能 | 対応 |
MU-MIMO機能 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
転送速度 | 5Ghz:2,402Mbps 2.4Ghz:800Mbps |
WRC-G01-Wは、エレコムから発売されているゲーミングルーターです。
さきほど「ゲーミングルーターの価格は、高いと4万円ぐらい」と言いましたが、WRC-G01-Wはエレコムが公表している標準価格で18,095円(税込み)と、コスパがいいゲーミングルーターになっています。
独自の機能である「らくらくQoS」によって、ゲームの通信を自動で最適化してくれるのが特徴です。
優先順位は設定を変更することで、Web会議やオンライン授業を通信を最優先にできますよ。
ゲーミングルーターが欲しいけど、コスパは抑えたい人こそWRC-G01-Wを選ぶべきでしょう。
まとめ
今回の記事では、PS5でオンラインゲームをプレイするのに最適なルーターを5つ紹介しました。
ゲーミングルーターは高く、有線接続では大した効果は得られないので、普通のWi-FiルーターでOKです。
無線接続であってもWi-Fi 6に対応しているルーターであれば、十分な通信速度は出ますよ。
ルーターの寿命は長くて5年ほどなので、もしお使いのルーターが5年以上経過しているなら買い替えてくださいね。
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