
FPSをプレイするのに、どれぐらいの通信速度が必要なんだろう。
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- FPSを快適にプレイできる通信速度とPing値
- 通信速度を改善する方法
- FPSをプレイするのにオススメの光回線6選
オンラインゲーム、とくにFPSゲームにおいて、通信速度が大事だといわれています。
ダウンロード速度は100Mbps必要という声があれば、70Mbpsあれば十分という意見もありますよね。
今回僕が実際に調査した結果、「最低限これぐらいの通信速度があればOK」という基準がでてきました。
本記事では、結果を調査したときの条件と合わせて紹介します。
「早く必要な通信速度が知りたい!」という人は、ココからスキップしてください!
実は、ネット回線によって、通信速度が違います。
通信の速いネット回線でプレイして、友達と快適に遊びませんか?
そもそも通信速度とは?
通信速度とは、1秒間にやり取りできるデータ量のことで、単位は「bps」です。
Ping値(レイテンシー)とは微妙に異なります。
通信速度とPing値の違い
通信速度 | 一秒間にやり取りできるデータ量 |
Ping値 | データのやり取りにかかる時間 |
FPSやるならPing値が重要
FPSゲームをプレイするなら、Ping値の方が重要です。
というのも、Ping値は低いほど良しとされています。
言い方を変えると「Ping値が高い=ラグい状態にある」ということです。
なので、FPSをプレイするなら、Ping値がどれぐらいかチェックしておきましょう。



じゃあ通信速度は関係ないの?



関係はあります。基本的には通信速度を高めればPing値も良くなっていくと考えてOKです。
後述しますが、通信速度が高くなるとPing値は下がっています。
通信速度をチェックする方法
通信速度は、PS4本体で確認できます。
- ホーム画面で「本体設定」を選択
- 本体設定内の「ネットワーク」を選ぶ
- 「インターネット接続を診断する」とあるので選択
- ホーム画面の上にある歯車(設定)を選択
- 設定内の「ネットワーク」を選ぶ
- 「インターネット接続を診断する」とあるので選択
ブラウザで確認する方法もありますが、わざわざやる必要はないでしょう。



ブラウザでチェックするメリットってあるの?



たとえばfast.comで通信速度を計測すれば、Ping値も一緒に測れます。ただPing値はゲーム内で測れるので、わざわざブラウザを立ち上げるまでもないと思います。
通信速度を計測したうえで、ゲームの中でPing値を確認してみてください。
ゲームタイトルごとに微妙にPing値が違うことが多いので、よくプレイするタイトルごとにチェックしておきましょう。
FPSを快適にプレイするために必要な通信速度
結果からいうと、ダウンロード速度が30Mbpsぐらいでも、快適にFPS(エイペックスレジェンズ)をプレイできましたよ。
今回調査したときの条件は、以下のとおりです。
- エイペックスレジェンズで検証
- ソロプレイ
- 東京サーバーでプレイ(20ms)
- パケットロスは0
- プラットフォームはPS4
- 回線は光回線
- 接続はWi-Fi(2.4Ghz)
- ダウンロード速度:約27Mbps
- アップロード速度:約32Mbps
- プレイ中のPing値:30ms前後
- プレイ時間は夜の10時
一般的に、オンラインゲームはPing値が30ms以下なら問題なくプレイできるといわれているため、30ms前後で検証しています。
ちなみに、今回調査した条件と、普段僕がゲームをプレイする環境の違いは以下のとおり。
- 接続はLANケーブル(有線接続)
- Ping値は10~18ms
- ダウンロード速度は速い時で600Mbpsぐらい
調査時の通信速度は普段の20分の1、Ping値は2倍ぐらいだったと考えておいてください。



というか、検証する時間って関係あるの?



夜はネットのゴールデンタイムと呼ばれていて、通信速度が低下する場合があります。夜10時は、まさにゴールデンタイムですね。
オンラインゲームに必要な通信速度
結論をいうと、ダウンロード速度が30Mbpsあれば、FPSゲームでも快適にプレイできます。
Ping値は、30ms前後でした。



いつもPing値が18msぐらいで、今回は30msでしょ。ちょっとはラグかったんじゃないの?



ラグさは全く感じなかったですね。
エーペックスレジェンズを何試合かプレイしてみましたが、普段と一切変わりませんでした。
今回の調査結果から、ダウンロード速度が30Mbpsぐらい出ているなら、Ping値が30ms前後になって快適にFPSをプレイできるといえるでしょう。
70Mbpsあれば十分
ダウンロード速度が約70Mbpsまで上がると、Ping値は普段とほとんど変わらない18msぐらいになりました。
- 原神
- Apex Legends
の2タイトルでPing値を計測してみた結果、どちらも17ms前後です。


実際のプレイもラグなく快適でしたよ。
まとめると、ダウンロード速度は最低でも30MbpsあればOK、70Mbps出ていれば十分快適にプレイできるといえるでしょう。
通信速度を改善する方法
通信速度・Ping値を改善する方法は、以下の6つです。
- DNS、MTUの変更
- 有線に切り替える
- (有線が無理なら)5Ghzで接続
- ルーターの買い替え
- プロバイダーの変更
- 光回線を乗り換える
DNS・MTUを変更
正直効果は薄いですが、すぐにできます。
PS4での設定方法は、以下のとおりです。
- ネットワーク→インターネット接続設定
- 『LAN設定』の『LANケーブルを使うもしくはWi-Fiを使う』を選択
- 『カスタム』を選択
- 『IPアドレス設定』を自動
- 『DHCPホスト名』を指定しない
- 『DNS設定』を手動←ここでDNSを設定
- 『MTU設定』を手動で設定する←ここでMTU値を設定
- 『プロキシサーバー』を使わない
- インターネット診断をする
DNSは以下のどちらかの数値を入力してください。
プライマリー | セカンダリ | |
---|---|---|
Cloud flare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
Google DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
MTUは「どこの光回線を使っているか?」によって変わるので、下の表を参考にしてください。
光回線 | MTU値 |
---|---|
フレッツ光 光コラボ 電力回線 | 1454 |
auひかり | 1492 |
NURO光 | 1500 |
どこの光回線かわからない場合は、speed guide.netというサイトでMTU値を確認できます。
有線に切り替える
無線Wi-Fiで接続しているなら、LANケーブルで有線接続してください。
その理由は、有線で接続した方が、回線は安定するからです。
無線の場合
- リモコン
- 電子レンジ
- 無線スピーカー
- ワイヤレスリモコン
などの影響を受けて、電波が不安定になって結果通信速度が低下してしまう場合があります。
またルーターとの距離が離れていると、壁やドアなどの影響で通信が不安定になってしまいますよ。
なので無線で通信しているなら、LANケーブルによる有線接続を検討してみてください。
LANケーブルのカテゴリーは6でOKです。
(有線が無理なら)5GHzで接続してみる
『どうやってもLANケーブルを引けない』という人は、周波数を5GHzに変更してみてください。
なぜなら5GHzは他の電波の干渉を受けないからです。
前述の有線で接続するで紹介した電子機器はすべて2.4GHzの周波数のため、電波が干渉しあって通信速度が低下してしまいます。
一方、5Ghzを利用する電子機器はほとんどありません。
そのため5GHz接続すれば、干渉されることがないので通信が安定します。
一度どちらの周波数で接続しているかチェックして、2.4GHzで接続しているなら5GHzに変更してみてください。
ルーターの設置場所が重要
5GHzで通信する場合、ルーターを置く場所が大事になります。
なぜなら5GHzは電波が干渉しなく強い反面、障害物に弱い特徴があるからです。
5GHzの電波は壁に反射するので、変な方向に飛んで聞く傾向があります。
しっかり電波を届かせるためにも、ルーターの置き位置に近づいてください。
関連記事:Wi-Fiルーターの置き方で通信速度が変わる!?実測値をもとに検証
ルーターの買い替え
今使っているルーターが、長年使っているなら買い替えましょう。
なぜならルーターには寿命があるからです。
ルーターの寿命は3~5年ほどで、それ以上使用していると通信速度が低下してしまいます。
なので一度使用しているルーターがいつから使われているのか確認してみて、もし5年以上使用しているなら買い替えましょう。
関連記事:【PS4】ゲーム向けのオススメルーターを4つ紹介!選び方も解説
プロバイダを変えてみる
プロバイダを変えてみるのも一つの手です。
プロバイダによって通信速度が変わる場合があります。
ドコモ光を例に見てみましょう。
プロバイダごとのドコモ光の通信速度
プロバイダごとのドコモ光の通信速度を、上位3位と下位3位を見てみましょう。
順位 | プロバイダ | 平均ダウンロード速度 |
---|---|---|
1位 | ドコモnet | 約316Mbps |
2位 | GMOとくとくBB | 約304Mbps |
3位 | Yahoo!BB | 約290Mbps |
16位 | WAKWAK | 約179Mbps |
17位 | 楽天ブロードバンド | 約152Mbps |
18位 | hi-ho | 約141Mbps |
ドコモ光のプロバイダは全部で18社あり、トップ1位と最下位とでは、下りの平均速度が2倍以上差が開いています。
このようにプロバイダによって通信速度は違うので、プロバイダの変更を検討してみるのもアリでしょう。
プロバイダを選べるフレッツ光やドコモ光は、みんなの回線速度というサイトでプロバイダごとの平均通信速度が見れるので、参考にしてみて下さい。
どうしても改善されないならネット回線の乗り換えを
どうやってもPing値が改善されないなら、ネット回線の乗り換えを検討することをオススメします。
なぜならネット回線は、種類や事業者によって通信速度が違うからです。
有名な光回線の通信速度とPing値
平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 | |
---|---|---|---|
フレッツ光 | 約269Mbps | 約219Mbps | 約20ms |
ドコモ光 | 約270Mbps | 約228Mbps | 約19ms |
ソフトバンク光 | 約314Mbps | 約235Mbps | 約16ms |
auひかり | 約495Mbps | 約465Mbps | 約15ms |
主要な光回線を比較してみると、あきらかにauひかりだけが飛び出て速いですよね。



フレッツ光でも、オンラインゲームをプレイするには十分じゃない?



フレッツ光の場合、夜に通信速度が低下してしまう可能性があります。
というのも、フレッツ光や光コラボ回線はユーザーの全体数が多い回線です。
そのため、ユーザーが増える時間帯(おもに夜)は回線が混雑してしまい、結果ラグが起こってしまいます。
夜だけラグくなるのは、フレッツ光の回線が混雑しているからなんですね。
通信に不安があるなら、光回線とくに独自回線への乗り換えを検討してみてください。
参考までに、僕が使っている光回線を紹介します。
僕が使っているのはピカラ光
僕は、ピカラ光という光回線でオンラインゲーム(おもには原神)をプレイしています。
- 四国4県で利用可能
- 格安SIMのUQモバイルが安くなる
- 電気代がお得になる
- 独自回線で高速&安定
普段の通信速度はだいたい600Mbps前後で、どのゲームをプレイする時でもPing値は20ms以下です。





ゲーム側のバグを除くと、今までにラグかったことは一度もありません。
四国に住んでいる人は、ぜひピカラ光を検討してみてください!
- 四国に住んでいる人(四国ではNo.1の通信速度)
- 四国電力を利用している人(四国電力+ピカラ光で、月額料金が安くなる)
- auまたはUQモバイルを利用している人(スマホの月額料金が安くなる)
上記のいずれかに当てはまるなら、ピカラ光はオススメです。
ピカラ光の運営会社STNetは、「ピカラモバイル」という格安SIMも提供しています。
格安スマホへの乗り換えを考えている人は、ピカラ光+ピカラモバイルの組み合わせはいかがですか?
\四国最速の光回線はコチラ!/
注意点として、ピカラ光は四国4県でしか使えない上に、四国内でも対応していない地域があります。
もし四国に住んでいないなら、下の記事を参考にして光回線を選んでください。


まとめ:70Mbps出ていれば快適
本記事では、通信速度が遅い原因と改善方法を解説しました。
通信速度は、ダウンロード速度が30Mbps、欲をいえば70Mbps出ていればOKです。
もし通信速度が低いなら、以下の対処法をとってみてくださいね。
通信速度を向上させる方法
- DNS、MTUの変更
- 有線に切り替える
- (有線が無理なら)5Ghzで接続
- ルーターの買い替え
- プロバイダーの変更
もし光回線を乗り換えた方が良さそうなら、下の記事でオススメの光回線を紹介しているので参考にしてください!


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