
DNSって、どこのサーバーに変えればいいんだろう?
こんな疑問に答えます。
この記事でわかること
- DNSとは?
- DNSサーバーの設定方法
- 効果がなかったときの対処法
冒頭から結論をいうと、DNSを変更すれば、PS4・PS5の通信速度が改善される可能性があります。
本記事では、オススメのDNSを3つ紹介します。
DNSの変更方法を紹介しているので、本記事を読みながら設定してみてください。
「はやくオススメのDNSをおしえて!」という人は、DNSを設定までスキップしてください。
実は、ネット回線によって、通信速度が違います。
通信の速いネット回線でプレイして、友達と快適に遊びませんか?
DNSとは?
まずDNSが何かといいますと、ネットをスムーズに利用するためのサーバーのことです。
ネットを利用する際にはDNSサーバーというものを経由してサイトにアクセスします。
- 何かを検索
- DNSサーバーに連絡
- 検索結果を表示
このとき、DNSサーバーの性能が低いと検索してから結果が表示されるまでに時間がかかってしまいます。
オンラインゲームも同様に、DNSサーバーを経由してサーバーに接続する仕組みです。
サーバーの性能が低いと、応答速度が低下してしまい、ラグが発生してしまいます。
PS4でDNSサーバを変えれる
DNSサーバーはPS4内の設定で変更できます。
劇的には改善されませんが無料で変更できるので、とりあえず変更してみるのもありでしょう。
通信速度がむしろ遅くなってしまうこともありますが、設定はもとに戻せます。
損はないので、ラグいと感じる人はとりあえずDNSを変えてみてください。
PS4でDNSサーバーを変更する方法
- PS4のホーム画面から「設定」を選択
- メニューの中から「ネットワーク」を選択
- 「インターネット接続を設定する」を選択
- 「LANケーブルを使う(有線)」「WiFiを使う(無線)」のいずれかを選択
- インターネットの接続を設定から「カスタム」を選択
- IPアドレス設定で「自動」を選択
- DHCPホスト名で「指定しない」を選択
- DNS設定で「手動」を選択し、DNSサーバーを入力
- MTU設定で「自動」を選択
- プロキシサーバーで「使わない」を選択
DNSの設定画面にいく
まずホームの設定の中にあるネットワークを選んで、さらにインターネット接続を設定するを選択してください。
- WI-Fiを使う(無線)
- LANケーブルを使う(有線)
と出るので、ご自身が利用している接続方法を選べばOKです。
次の画面で
- かんたん
- カスタム
と出るので、カスタムを選択してください。
続いて
- IPアドレス設定で「自動」
- DHCPホスト名で「指定しない」
と順番に選んでいきましょう。
DNSを設定


ここからDNSサーバーを決めます。
DNS設定で手動を選択し、下の表にあるいずれかのDNSサーバーの数値を入力しください。
DNSサーバー | プライマリー | セカンダリー |
---|---|---|
Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
Google Public DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
Open DNS | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 |
上記の3つは、無料で利用可能です。
DNSサーバーごとの実測値
各DNSとDNS設定なしの通信速度を、実際に計測しました。
2.4GHz(無線) | 5GHz(無線) | LANケーブル(有線) | |
---|---|---|---|
DNS設定なし | ダウンロード:69Mbps アップロード:60Mbps | ダウンロード:167Mbps アップロード:109Mbps | ダウンロード:619Mbps アップロード:407Mbps |
Cloudflare DNS | アップロード:5.2Mbps | ダウンロード:60Mbpsアップロード:2.7Mbps | ダウンロード:197Mbpsアップロード:3.9Mbps | ダウンロード:516Mbps
Google Public DNS | ダウンロード:84Mbps アップロード:62Mbps | ダウンロード:156Mbps アップロード:91Mbps | ダウンロード:316Mbps アップロード:398Mbps |
Open DNS | アップロード:33Mbps | ダウンロード:65Mbpsアップロード:126Mbps | ダウンロード:243Mbpsアップロード:400Mbps | ダウンロード:406Mbps



速くなってるパターンと、遅くなってるパターンがあるね・・・。



そうですね。ただそれぞれのサーバーで何度か計測しましたが、結果のブレが大きかったです。
なのでそれぞれのサーバーで何度か通信速度を測ってみて、通信速度が一番良好なDNSサーバーを探してみてください。
ついでにMTUも設定しておく
DNSを設定した後に
- MTU設定で自動を選ぶ
- プロキシサーバーで使わない
と順番に選択すれば、DNSサーバーの設定は完了です。
このときにMTU値も設定しておきましょう。
MTU値を変更する場合は、MTU設定で手動を選んでください。
光回線 | MTU値 |
---|---|
フレッツ光 光コラボ 電力回線 | 1454 |
auひかり | 1492 |
NURO光 | 1500 |
通信速度を確認しておく
DNSサーバーの設定が終わったら、最後に通信速度を確認しておきましょう。
なぜなら通信速度が逆に低下してしまっている可能性があるからです。
わざわざ変更したのに、遅くなっていたら意味がありません。
なのでDNS変更後は、必ず通信速度をはかってください。



もし通信速度が悪化してたら、どうしたらいいの?



ほかのDNSに変えてみてください。初期が一番マシなら、DNS設定を手動から自動に戻せばOKです。
通信速度の目安については下の記事を参考にしてくださいね。
DNS変更で効果が無かった時の対処法
さきほど紹介したとおり、DNSを変更したところで通信速度が改善される保証はありません。
もし効果が無かったまたは悪化した場合、DNSを戻したうえで以下の対処法をとってみてください。
- (無線接続なら)Wi-Fiの周波数を5GHzに変更する
- 可能ならLANケーブルで有線で接続する
Wi-Fiの周波数を5GHzに変更
無線で接続しているなら、周波数を5GHzに変えてみてください。
Wi-Fiの電波は
- 2.4GHz
- 5GHz
の2種類あり、5GHzの方が強く安定した電波です。
以前僕がそれぞれの周波数で通信速度を計測したところ、以下のような結果が出ました。
2.4GHz


5GHz


ダウンロード速度は5GHzの方が、4倍位以上速い速度が出ていますね。
5GHzへの変更は今すぐできるので、さっそく試してみてください!
周波数は、ルーターに貼ってあるラベルを見ればわかります。
一例
メーカー別 | 5GHzのSSID(ネットワーク名) |
---|---|
NTT | SSID-3 XXXX-XXXX-3 |
NEC | aterm-XXXX-a |
BUFFALO | Buffalo-A-XXXX |
IOデータ | Streamxxxxx |
LANケーブルを使って有線接続
もう1つの方法が、LANケーブルを使って有線で接続する方法です。
有線接続が、もっとも安定します。
僕が有線接続をやった場合、ダウンロード速度は600Mbps以上出ますよ。


可能なら、LANケーブルを使って接続してください。



ドアがあるから、LANケーブル通せないよ。



平べったいタイプなら、5㎜ぐらい隙間があれば通せますよ。
LANケーブルのカテゴリーは、6を選べばOKです。
どうしても改善されないならネット回線の乗り換えを
どうしても改善されないなら、ネット回線の乗り換えを検討することをオススメします。
なぜならネット回線は、種類や事業者によって通信速度が違うからです。
有名な回線で、通信速度とPing値を比較してみましょう。
有名な光回線の通信速度とPing値
平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | 平均Ping値 | |
---|---|---|---|
フレッツ光 | 約269Mbps | 約219Mbps | 約20ms |
ドコモ光 | 約270Mbps | 約228Mbps | 約19ms |
ソフトバンク光 | 約314Mbps | 約235Mbps | 約16ms |
auひかり | 約495Mbps | 約465Mbps | 約15ms |
主要な光回線を比較してみると、あきらかにauひかりだけが飛び出て速いですよね。



フレッツ光でも、オンラインゲームをプレイするには十分じゃない?



フレッツ光の場合、夜に通信速度が低下してしまう可能性があります。
というのも、フレッツ光や光コラボ回線はユーザーの全体数が多い回線です。
そのため、ユーザーが増える時間帯(おもに夜)は回線が混雑してしまい、結果ラグが起こってしまいます。
夜だけラグくなるのは、フレッツ光の回線が混雑しているからなんですね。
通信に不安があるなら、光回線とくに独自回線への乗り換えを検討してみてください。
参考までに、僕が使っている光回線を紹介します。
僕が使っているのはピカラ光
僕は、ピカラ光という光回線でオンラインゲーム(おもには原神)をプレイしています。
- 四国4県で利用可能
- 格安SIMのUQモバイルが安くなる
- 電気代がお得になる
- 独自回線で高速&安定
さきほど紹介したとおり、普段の通信速度はだいたい600Mbps前後です。
どのゲームをプレイする時でもPing値は20ms以下とラグは一切起こりません。


四国に住んでいる人は、ぜひピカラ光を検討してみてください!
ピカラ光がオススメの人
- 四国に住んでいる人(四国ではNo.1の通信速度)
- 四国電力を利用している人(四国電力+ピカラ光で、月額料金が安くなる)
- auまたはUQモバイルを利用している人(スマホの月額料金が安くなる)
上記のいずれかに当てはまるなら、ピカラ光はオススメです。
ピカラ光の運営会社STNetは、「ピカラモバイル」という格安SIMも提供しています。
格安スマホへの変更を考えている人は、ピカラ光+ピカラモバイルの組み合わせはいかがですか?
\四国最速の光回線はコチラ!/
注意点として、ピカラ光は四国4県でしか使えない上に、四国内でも対応していない地域があります。
もし四国に住んでいないなら、下の記事を参考にして光回線を選んでください。


まとめ
本記事ではPS4でDNSを設定する方法を解説しました。
最後にもう一度みておきましょう。
- PS4のホーム画面から「設定」を選択
- メニューの中から「ネットワーク」を選択
- 「インターネット接続を設定する」を選択
- 「LANケーブルを使う(有線)」「WiFiを使う(無線)」のいずれかを選択
- インターネットの接続を設定から「カスタム」を選択
- IPアドレス設定で「自動」を選択
- DHCPホスト名で「指定しない」を選択
- DNS設定で「手動」を選択し、DNSサーバーを入力
- MTU設定で「自動」を選択
- プロキシサーバーで「使わない」を選択
DNSサーバーは無料で利用できるので、とりあえず変更してみるのもありですよ。
本記事を読みながら、DNSを設定してみてください。
もし通信速度が悪化した場合でも、もとに戻せます。
DNSを設定する時にMTUも変更できるので、一緒に設定しておきましょう。
効果がなかった場合
- (無線接続なら)Wi-Fiの周波数を5GHzに変更する
- 可能ならLANケーブルで有線で接続する
といった方法を試してみてください。
それでもだめだった場合は、光回線を変えた方がいいかもしれません。
もし引っ越しなどタイミングがいいなら、下の記事を参考にして乗り換えてみてください。


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